古墳に挟まれた地域。介護施設は増加しています
2008年に、駅舎のリニューアル工事が完了してフレッシュな雰囲気に変わった土師ノ里駅。土師ノ里駅が所在する藤井寺市は、大阪市と近接しているためベッドタウンの一角として戦後になってから人々の流入が続いてきました。土師ノ里駅も、四方を宅地に取り囲まれています。藤井寺市は、史蹟や文化財などがたくさん保存されていることでも有名です。土師ノ里駅の周囲はまさにその特徴がはっきりと顕れています。駅から至近距離の場所に、巨大な古墳(仲ツ山古墳・市野山古墳)が存在します。後者の南方には、また別の古墳(誉田御廊山古墳)が存在し、これらの土地の歴史の長大さがうかがえます。土師ノ里駅は、国道170号線や府道堺大和高田線に近く、車両での移動を計画するときはこれらの車道を使うことがおすすめできます。土師ノ里駅は、近鉄南大阪線の管内にある駅です。準急が停車する駅に指定されていますが、もっと高速で移動する必要があるときは、2区間先に出てくる古市駅で急行・区間急行をつかまえるのが妥当です。古市駅とその手前に位置する道明寺駅は、それぞれ長野線・道明寺線への乗り換え場所となっています。古市駅から先は、尺土駅まで乗り換え場所はありません。尺土駅まで行くと御所線を利用可能となります。終着駅である橿原神宮前駅まで行ったときは、橿原線・吉野線への乗り継ぎを実現できます。土師ノ里駅の利用率は、少し前まで低下していました。1日ごとの乗降客数を調べると、10年以上前に8000人を切っている様子を確認できます。2010年代に入ると7000人以下でしばらく推移していましたが、2015年は久しぶりに7000人を上回りました。少しずつ回復していくことを待望する意見が、あちこちから聞こえてくるようになりました。現在、土師ノ里駅の周囲で介護施設を探すことは、なかなか良いアイデアでしょう。何しろ、駅から2キロくらいの範囲を探し回るだけでも、かなりの施設を目にすることが可能なのです。その中には公営の特別養護老人ホームや介護老人保健施設のような、なかなか即座に入居することができないタイプの施設が含まれていますが。民営の施設でよく見かける種類をあげると、グループホームの量が圧倒的です。それ以外では、介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・ケアハウスなどが少しずつ目にとまりそうです。料金面では一概にいえないのですが、固定制を導入しているところは安価なことがけっこうあります。



























































