甲子園の独特の熱気を感じながら暮らせます
春と夏の高校野球やプロ野球の聖地として、知らない日本人はめったにいないと思われる甲子園球場。その最寄り駅は、球場とまったく同じ名前を掲げています。特に、阪神タイガースのファンにとってはこの駅の近くに暮らせることは願ってもないことではないでしょうか。甲子園駅は、大きな試合の開催日に利用者が各方面から殺到することを踏まえて、プラットホームの通路の大がかりな改修事業を計画してきました。現在はちょうど実行に移されている途中ですが、すでに工事が終了して一般供用がスタートしている部分が増えてきました。野球のイメージで一色に染まっていると早合点されがちですが、駅の周囲には20世紀前半に建造された、独特の美意識で彩られた市街地が広がっています。毎日の散歩を楽しむ場所としてはなかなか豪華なロケーションと呼べるでしょう。そして最近は、郊外型の全国的な商業モールなどが空いた土地を活用して開かれるようになっており、便利な生活を確保できるように変わりつつあります。現在の甲子園駅は、東口と西口に阪神バスの乗り場が発達しています。一般路線の系統は合計すると10種類を優に超えています。甲子園駅は、阪神本線の管内にある駅です。直通特急だけは時間帯によって停車しませんが、それ以外の列車は全種類が停車する駅に指定されています。近接する乗り換え場所は、上り方面の武庫川駅と下り方面の今津駅でしょう。前者は武庫川線に、後者は今津線に乗り換えたいときに重宝します。甲子園駅の利用率は、ひと昔前と比べるとかなりスケールダウンしています。1日平均の乗降客数は、1996年を最後に6万人以下になり、2000年を最後に5万人以下に落ちました。もっとも2000年代半ばに減少に歯止めがかかり、2010年には久しぶりに5万人台を記録しました。最近の甲子園駅は、介護施設を見つけやすいエリアだとはいいがたい状況です。だからといって、施設を探すのをあきらめたほうがよいともいえないのです。実は、駅から1キロ圏内、うまくいったときは徒歩10分未満という絶好のアクセス条件に恵まれている施設がいくつか発見できるのです。施設の種別についてはバラバラですが、あえて書くなら介護付き有料老人ホームが増え気味かもしれません。どちらかといえば高級住宅地の一角に属するエリアだけあって、入居コストは安上がりではないですが、変動制のところでいっぱいですから、相談して決めることは可能です。














