駅周辺に賑やかな繁華街があり、そこを抜けると有料老人ホームが

阪神のホームからは、上りは尼崎、大阪、奈良などへ、下りは神戸、明石、姫路などに行けます。区間特急や急行の停車駅でもあり、土日祝は快速急行も止まる駅です。また、隣の駅は西宮駅と久寿川駅。
そして、阪急のホームからは西宮北口・大阪・神戸・京都・宝塚方面へと続きます。さらに、今津駅は今津南線の始発駅で、今津南線は隣駅の阪神国道駅、その次の西宮北口駅まで伸びています。
2012年の1日平均乗降人員とみると、阪神は約1.5万人で、阪急は約2.5万人でした。二つの駅の1日平均乗降人員を合計すると約4万人が毎日今津駅を利用していることになります。津門呉羽町とその周辺の人々の重要な交通要所であることが分かるのです。
今津駅は1926年に開業。歴史も長く、古くから大勢の人に利用されてきました。そのため、駅周辺には店も多く、現在も今津駅周辺には居酒屋やカラオケ店などが並ぶ歓楽街があります。駅には2008年に「エキーマ今津」という飲食店や専門店などが賑わうエリアが誕生。阪神側のホームの高架下の南側や改札口向かいなどに様々な店が出来たため、利便性が向上しました。
駅周辺には介護付き有料老人ホームやグループホームなどもあります。中には駅から歩ける距離の施設も。料金は地方の介護施設に比べると高めですが、グループホームなどの特殊施設なら手が届かない程の金額ではありませんので、介護施設への入居が必要な方は気軽に相談してみましょう。
また、介護施設だけでなく、西宮市が実施している高齢者福祉サービスの一つである「老人クラブ」が今津駅の近くにもあります。これは高齢者の交流の場で、町の清掃や他の世代との交流といった社会奉仕活動、ラジオ体操などの健康増進活動、囲碁将棋のような趣味活動などを実施しているクラブです。60歳以上の方なら気軽に参加出来ますので、興味がある方は西宮市老人クラブ連合会事務局に申し込んでみると良いと思います。
今津駅周辺は前衛的な近代感もなく、かといって何も無いような田舎でもない場所。生活するのに丁度良いエリアで、福祉施設などもあります。ホームが三階にあるため、今津駅にもエレベーターが設置されました。その他のバリアフリーも推進されていますので、高齢者にとっても住みよい町になってきていると言えるでしょう。