工場地帯と新興住宅地に挟まれたエリアです
今から70年以上昔の戦時中に建造された山陽天満駅は、設立からほぼ半世紀後に現在の名前に改称しています。もともとは「電鉄天満」という駅名で親しまれてきました。駅がある場所は大津区内ですが、広畑区の敷地は目と鼻の先です。ふたつの区の境界線となっている汐入川の川岸につくられている駅です。駅の周囲は住宅地として使われている土地がほとんどですが、特に駅の北側は住宅が、最近になってから増えているところです。駅の南側をまっすぐ進むとやがて瀬戸内海を一望できる場所にぶつかりますが、工場地帯がその大半を占めています。山陽天満駅は、国道250号線に近い駅です。この車道は駅から南進するとじきに見えてきます(沿道には、商店などが点在しています)。250号線を東進すると、汐入川の向こう側に県道419号線が南北に走り抜けている光景に出くわします。山陽天満駅は、山陽電鉄の網干線の管内にある駅です。この路線は駅の総数が10駅に満たない上に全長10キロ未満と、小規模の交通機関になっています。それでも、網干区・大津区・広畑区・飾磨区と市内各地を回るように設計されていますし、発着駅である飾磨駅で降りると山陽本線への乗り換えができる点がとても便利です。このほか、2008年に山陽天満駅から2キロほど北上した地点に、JRの山陽本線に属するはりま勝原駅が設立されました。このため福岡県方面までストレートに移動することが、今では可能となっています。山陽天満駅は目下、無人化されている駅のひとつ。その理由は少し複雑ですが、駅の利用率が下がっていることが主因となっていることは容易に察しがつきます。1日ごとの乗客数は、1991年を最後に2000人以下に落ちました。その後、前世紀が終わる直前に1500人以下に落ちています。2010年以降は横ばい気味ですが、1000人を割るのは時間の問題となっている状態です。山陽天満駅が所在する場所は、介護施設の密度が高い地域とは呼べません。それでも、駅から2キロ以内に区切って探しても数軒くらいなら短時間で見どころのある施設を発見できます。最初のうちは近距離圏ばかりをチェックしても良いでしょうが、いずれは駅から5キロくらい離れたところ(特に北側は、よく探したほうがいいです)までを、検索の対象に探すと良いでしょう。施設の区分に関しては、グループホームや住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などが少数ずつ運営されている模様です。









































