「阪神間モダニズム」をエリア全体で堪能できる市街地です
兵庫県内には今なお、20世紀前半に大流行した「阪神間モダニズム」の味わいを色濃く残す街並みが残っています。武庫之荘駅の周辺に連なる住宅地は、その典型と呼べるでしょう。この駅を最寄り駅とする場合のもうひとつのメリットは、春になると美しい桜が満開になる様子を簡単に楽しめることです。駅全体を桜並木が包み込むように植樹されているほか、近くにある西武庫之荘公園は桜の名所として有名です。このほか、大井戸公園や磐長姫神社といった場所が、日常的な散歩を楽しむところとしてふさわしいでしょう。大型の医療機関が近くに数ヶ所置かれていることも、高齢者の住まいを構えるにあたってはありがたいポイントになりそうです。武庫之荘駅は、北口と南口にバス乗り場を設営しています。民間の事業者は進出していないため、市営のコミュニティバスがすべての路線を担当しています。近くで目立つ幹線道路は、おそらく県道42号線でしょう。武庫之荘駅は、阪急電鉄の神戸本線に所属する駅です。通勤急行を除外するとなかなか高速で運転される列車に乗る機会はありませんが、両隣にある塚口駅と西宮北口駅で降りて待てば、大半の列車がやってきます。塚口駅では伊丹線に、西宮北口駅では今津線に乗り換える機会も発生しますから、利用する頻度は高いでしょう。このほか、宝塚本線や京都本線と接続する十三駅や、甲陽線と連携している夙川駅も覚えておいたほうがよい乗り換え場所となります。武庫之荘駅の利用率は、ひと昔前と比べるとはっきりとした差があります。今世紀に入ってからは1日平均の乗降客数が6万人を超える年はなくなっています。しかしこの数年は、6万人に近い数値を記録する年がちょくちょく出ており、減少志向にあるわけではありません。武庫之荘駅の近くで介護施設を探すなら、2キロ圏内をまず捜索範囲と設定するのがベターでしょう。運がよければ、徒歩10分くらいのかなりアクセス面で有利な施設にめぐり会えるチャンスがありそうです。施設数は全体としてはまだ不足気味ですが、極端に駅から遠ざからなくてもよい点が、この駅の近隣で介護施設に入る際のメリットとなります。施設の区分については、特にどの施設が多いとは言えません。それでも、サービス付き高齢者向け住宅や高齢者住宅、あるいは住宅型有料老人ホームはある程度多く見つかる可能性があります。入居費用については、安上がりなところが過半数に達している様子があります。




















