歴史のある大門駅。駅前にはお店が多くあり、生活必需品を揃えることが可能

大門駅がある福山市は広島県の東南に位置し、東にある岡山市からは約58km、西の広島市から約103km離れた場所にある市です。
これら大都市から離れていることもあり、備後園域(三原市、尾道市、福山市、府中市、世羅町、神石高原町、岡山県の井原市、笠岡市)では政治や経済、文化の面でリーダー的な役割も果たしています。
市域は東西約29.5km、南北45.7kmで、面積は518.07平方キロメートルです。
福山市の歴史は古く、かつては「鞆の浦(とものうら)」と呼ばれ、古代に編纂された「万葉集」の中にも登場しています。
戦国時代には京を追われた室町幕府最後の将軍である足利義昭が、鞆の浦の地で再起を図りましたが失敗。
初代将軍である足利尊氏は鞆の浦を拠点として京都に攻め上がって幕府を開いたので、「足利氏は鞆の浦で興り、鞆の浦で亡んだ」という話も残っているそうです。
江戸時代には水野氏、松平氏、阿部氏らの治世が続き、明治になってからは山陽本線も開通して町としての基盤が築かれ、1889年(明治22年)に前身である福山町が誕生。
その後、1916年(大正5年)に「市制施行」により福山市とされ、現在は備後地域の中核都市として、さらなる発展が期待されています。
大門駅は福山市大門町に位置し、笹岡市西部に住んでいる人も多く利用しているJR山陽線の駅です。
駅周辺は静かな場所で、大門町が福山市で働く人のベッドタウンとしての機能も果たしていることから、住宅やアパートが数多く立ち並んでいます。
また、近隣には中学校、高校が多くあり、朝夕は通学生の利用も多いです。
駅前にはドラッグストアがあり、駅から徒歩5分でスーパーへアクセスが可能。
生活必需品を購入できる場所は、一通りそろっています。
駅から老人ホームに行く場合は、駅前で待機しているタクシーを利用すると便利です。
ただし、大門町は福山市の中心部から離れているので、施設の立地数でみると大門駅周辺は少なめといえます。