「九州の鉄道の玄関口」と称される駅。周囲は発展しています
地域を代表する郵便局のすぐそば(南側)に建てられている、門司駅。その一方駅の北側では、前世紀の末期まで操業が続けられていた、サッポロビールの工場の巨大な跡地を再開発するプロジェクトが進行しています。すでに、「門司赤煉瓦プレイス」のような施設が建造されて、すでにかなりの成果を収めています。門司駅がある場所は、南東にある山地と北西に広がる海に挟まれていますが、限られた土地がよく活用されており、門司区内を代表する市街地のひとつとなっています。また、北九州港の主要な港湾エリアとは数キロ距離があるものの、門司駅から新門司港に向かうフェリーの送迎輸送サービスを利用できます。門司駅は、国道3号線・199号線に近接した位置にあります。バスについては、駅前および国道3号線の沿道に乗り場がつくられており、西鉄バスグループが運行サービスを供給しています。門司駅は、JRの鹿児島本線と山陽本線の2路線を使える駅です。九州全土と本州(中国地方)に足を伸ばしやすいという利点があることになります。鹿児島本線内で見ると、門司港駅・小倉駅に非常に近い点が光ります。門司港駅は平成筑豊鉄道の門司港レトロ緩行線と接続しています。そして小倉駅では、日豊本線・日田彦山線・山陽新幹線、さらに北九州高速鉄道の小倉線に乗り換えできます。山陽本線の管内では、隣接する下関駅で下車すれば山陰本線への乗り換えがスムーズに成立します。門司駅の利用率は、前世紀の終わり頃にかなり低下傾向が顕著だったといわれています。しかし今世紀に入るとだんだんと落ち着き、昨今は横ばい気味に転じています。1日あたりの乗客数を調べると2002年を最後に、6500人を超える年はまったく確認されていません。2000年代後半には6200以下になった年が目立ちましたが、2010年代に入ると、6200~6400人の間で上下を繰り返しています。門司駅の近辺で介護施設を探すときは、駅から3~7キロくらい離れたあたりが狙い目となります。駅のそばは、公共の施設や商業施設、営利団体の所有地や事業用地などが多いですし、それ以外は昔から残る戸建て住宅などで占められています。したがって駅から2キロ以内については、多少は施設が建てられているものの、競争率が非常に高くなります。施設の種別に注目すると、グループホーム・介護付き有料老人ホームがたくさん建てられていることがわかります。住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関しては、それらと比べるとやや少な目となる印象です。

































