学生街や広大な公園が近いことが長所でしょう
大正末期に発足した、京成大久保駅。21世紀に入ってからの10数年間で、全国的に駅舎のリニューアル作業が活発に進められてきましたが、京成大久保駅はだいぶ前からほとんど駅全体に変化が見られません。初めて訪れた旅客の口から、小ぢんまりとした駅だという感想が洩れることは少なくありません。しかし京成大久保駅は、両隣の駅と距離がわりとありますし、周囲の住民にとっては重要な交通の要として長年変わらずに機能しています。京成大久保駅には、ちょっとした学生街の狭間にある駅という性質があります。日本大学生産工学部や東邦大学などのキャンパスへの最寄り駅ですし、移り住んできた学生の生活を支えるための安上がりな商店などがたくさん、駅の周辺で軒を連ねています。「大久保商店街」という昔から残る商店が固まったエリアもありますから、買い物や散歩などを楽しむ場所には困らないでしょう。散歩といえば、近くにある広大な市営の中央公園は、憩いの場としておすすめです。京成大久保駅の付近には、合計3ヶ所のバス停留所が設置されています。乗り入れている路線バスはいずれも京成バスの手によるものです。京成大久保駅は、京成本線に所属しています。快速列車を除外すると、高速で運行される列車は停車しませんが、すぐ隣が京成津田沼駅のため、特急などをつかまえる分にはたいして苦労しません。京成津田沼駅は、千葉線や新京成線に乗り換える場所としても重要な駅です。ちなみに、その反対方向に4区間進むと東葉高速鉄道と連携している勝田台駅に到着します。京成大久保駅の利用率は1980年代にかなりのペースで低下していました。しかしその後持ち直しており、この10年間は徐々に上昇しています。1日ごとの乗降客数を算出すると、2008年に30000人を超えたことを確認できます。2013年には32000人超過していますが、まだ増加は止まらないようです。京成大久保駅の近隣は、介護施設の数量がまだ満ち足りていないエリアだと評されることがあります。その点は駅から至近距離の範囲で調べると確かに否定できません。しかし、駅から1キロを過ぎるとだんだんと施設数は増えていきます。1.5~2.5キロくらいの範囲を重点的に探したほうが、おそらく入居先の候補を数件楽に獲得できるでしょう。施設のタイプについては、グループホームの多さが目立ちますが、そのいっぽうで介護付き有料老人ホームが近年急速に数を増やしているという事実があります。















































