いつの間にか、住宅型有料老人ホームを見つけやすい地域に変貌
2011年に、エレベーターの追加設置をはじめ駅構内のリニューアル作業が相次いだ増尾駅。駅の大きな特長に、駅舎と接続する形で、いくつかの医療機関が活動を行っています。耳鼻咽喉科や歯科といった、高齢者にとっても何かをお世話になることが多い科目がある点は、注目に値するでしょう。増尾駅の近辺は、平凡な市街地です。ニッカウヰスキーの工場や芝浦工業大学の付属高校・中学校があるため、これらの関係者などが駅の周囲を歩行する光景は普通に目撃されています。買い物などを一日中楽しみたくなったときなどは少し離れた場所まで外出する必要がありますが、ほとんどの用件は近場で間に合います。ちなみに駅前からは、「イオンモール柏」に向かうシャトルバスが出ていますから、このショッピングモールに行きたいときはこの送迎バスを使うのが常道です。そのほかの一般路線については、東武バスグループが管轄しています。乗り場は駅前および近辺に2ヶ所設置されています。増尾駅は、東武野田線の管内にある駅。最寄りの乗り換え場所は、なんといっても2区間しか離れていない柏駅でしょう。柏駅ではJRの常磐線と接続しており、都内方面はもとより茨城方面に向かうこともできます。その次に近い乗り換え場所は新鎌ヶ谷駅でしょう。新鎌ヶ谷駅では、新京成線・北総線・京成電鉄の成田空港アクセス線へ乗り換えるチャンスがあります。新鎌ヶ谷駅より先に行くと、終点の船橋駅が見えてきます。船橋駅はJRの総武線および京成本線への乗り換えが実現します。増尾駅の利用率は、どんどん低下していた時期がありました。1日あたりの乗降客数を調べると、1990年代から2000年代前半にかけては、じわじわ減っていたことがわかります。ただしその後は減り方が遅くなっており、この10年ほどは1万3千人台を維持しています。増尾駅の近辺で介護施設に入りたいなら、少なくとも駅から3キロくらい離れたあたりまでは視野に入れたほうがよいでしょう。もっとも、駅のそばで施設を見つけることが不可能という意味ではありません。駅から数百メートル(徒歩で10分程度)の恵まれた場所で入居者を集めている施設を発見できるチャンスはあります。施設のタイプは住宅型有料老人ホームが主体で、その次は介護付き有料老人ホームでしょう。費用については、月額使用料の相場はだいたい10~20万円代。入居一時金に関しては変動制の場合と固定制の場合両方があり得ます。



































