温泉や海水浴場があることで有名な地域です
秋田精工の本社の最寄り駅として知られる、西目駅。今から10年ほど前に駅舎の橋上化作業が実行されました。同時に連絡通路の延長が行われたため、近在の住民にとってそれまでより移動が楽になりました。
駅の周囲は北側を中心に集落がつくられています。駅の南側にも人家が多少集まっていますが、西目川の両岸を中心に農地として使われている土地が広がっています。この地区は2005年までは旧由利郡西目町の中心だったため、町役場の最寄り駅でした(現在は、市役所の支所として使用されています)。旧西目町は日本海に面しており、西目駅からまっすぐ西進していただくと、やがて西目海水浴場にたどり着きます。
西目駅は国道7号線や県道43号線に近い駅です。駅前から発着している路線バスは、羽後交通が管轄しています。このバスにお乗りになると、かしわ温泉にアクセスできます。この温泉は敷地内に「ぼけよけ地蔵尊」が建立されていることで有名です。
西目駅は、JRの羽後本線に所属しています。快速列車は停車しませんが、隣接する羽後本荘駅でお待ちになれば、ご利用ができます。またこの隣駅は、由利高原鉄道の鳥海山ろく線と接続しています。
下り方面に50キロ近く進んでいただくと、終着駅である秋田駅が見えてきます。秋田駅では奥羽本線や男鹿線、秋田新幹線へのお乗り継ぎができます。ちなみに発着駅である新津駅では、信越本線または磐越西線へのお乗り換えができます。
西目駅の利用率は以前から低下が続いています。今世紀に入って以後の1日あたりの乗客数を調査すると、2003年に500人を切ったことがはっきりとします。その4年後に400人を割り込みました。2010年以降も低下はストップしていませんが、微増となる年も確認されており、横ばい気味に変わりつつあります。
西目駅があるエリアでは少子高齢化が確実に進行しています。その動きに対応するため、官民一体でこれまでさまざまな福祉事業が実行に移されてきました。施設入居型のサービスについては、準備が簡単ではないためやや対応遅れている時期がありましたが、近年では駅から歩いて10分前後の場所で営業している事例を容易に発見できるようになっています。
とはいえ、最初の時点では駅から6キロくらい離れたところまで視野に入れながらお探しになるほうが得策でしょう。施設の区分に関しては現在、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅あたりへのご入居がしやすい状況です。











