住みやすさを追求した街づくりに成功しています

約四半世紀前に多摩境駅が誕生して以来、周囲は緑地をふんだんに残しながら住宅地や商業施設、教育施設などの建造が行われています。駅の近くには、都立小山内裏公園の広大な敷地が延びており、住民にとって手軽なオアシスとなるスペースを提供しています。立ち入りできない場所もありますが、園内には無数の草花が植えられており、季節ごとの変化を見出すだけでも楽しいものです。
駅のそばや大型の道路のそばまで出てくれば、大きなショッピングモールや郊外型の量販店などが営業しているため、暮らし向きは平均して恵まれたものになることでしょう。多摩境駅は、神奈川中央交通の営業区域に入っています。近年は、京王バスグループの路線も追加されたため、市民にとっては選択肢が増えたことになります。
多摩境駅は、京王相模原線に所属する駅です。隣接する終着駅(橋本駅)と南大沢駅は、そろって特急・準特急・急行のすべてが停車する駅です。橋本駅はJRの横浜戦と相模線に乗り換えたいときに重宝します。上り方面については、3区間先に京王多摩センター駅があります。この駅では小田急多摩線および多摩都市モノレール線への乗り継ぎを実行できます。
多摩境駅の利用率は、創設以来順調に上昇していく一方です。1日平均の乗降客数は2003年に10000人を突破し、そのわずか3年後には15000人台に乗りました。開業20周年を迎えた2011年には、当初の10倍を超える乗降客数を獲得している計算になります。近年は増加のペースが落ちているもののまだ歯止めはかかっていません。
多摩境駅の近くで介護施設を探すときは、新興住宅地に近い歴史を持つ地域であることを踏まえて、探したほうがよいでしょう。施設はまだ少ないですし、軒数はまばらです。とはいえ土地を抑えるという観点では、よそのエリアと比べて有利な点もあるようで、介護事業界はときおり駅から至近距離の場所に施設を建てることに成功しています。最初は2キロ以内くらいの範囲をじっくり探してみてもよいでしょう。施設の大半は介護付き有料老人ホームで、あとはグループホームなどがときたま混ざって発見されます。