著名人が好んで移り住んだ、下町の面影があります

千駄木駅は2019年12月のクリスマス直前に、開業からちょうど半世紀となる節目の日を迎える予定。2014年の6月に、プラットホームと改札口をつなぐエレベーターの設置工事が完了して一気に便利になりました。
千駄木駅がある場所は、江戸時代のころから武家屋敷などが建てられてきた土地柄です。明治期に入るとだんだんと文化人などが好んで暮らす市街地に変貌。森鴎外もこの地域に住まいを持ったひとりです。駅付近に森鴎外記念館があるのは、そのような事情があり、現在も今の日本では数少なくなった下町の雰囲気を残す町並みを味わっていただけます。
千駄木駅は、1世紀以上前から日本医科大学の最寄り駅でした。このため駅の近くにお住まいになる場合は、大学の附属病院で診療をお受けいただけます。この地域では、都立駒込病院も大きくて人気がある医療機関です。千駄木駅は都道437号線・452号線にお乗り入れしやすい場所にある駅。駅付近につくられているバス乗り場では、都営バスや公営のコミュニティバスの利用が可能です。
千駄木駅は、東京メトロの千代田線に所属する駅です。最寄りの乗り換え場所は、隣接する西日暮里駅で、JRの山手線・京浜東北線と日暮里・舎人ライナーへ乗り継ぎができます。その向こうにある町屋駅では、京成本線と都電荒川線へ乗り換えができ、また反対方面では、2区間離れた湯島駅が最寄りの中継地点。油島駅は、都営地下鉄の大江戸線と接続しています。
千駄木駅の利用率が頂点を迎えたのは昭和末期のこと。その後は10年以上かけて微減していました。しかし今世紀に入ると徐々に持ち直しています。1日平均の乗降客数は、2008年に2万5,000人を12年ぶりに超えました。それから8年たつと、2万8,000人を突破しています。これは、30年前の最盛期に劣らない数字です。
千駄木駅の近隣に建てられてきた介護施設を調べるなら、駅から3kmくらいの範囲を入念に見る必要があります。この地域でも少子高齢化の波は着々と押し寄せているため、施設へ入居は決して困難なことではありません。駅から1km以上離れていただくと、施設は見つかりやすくなります。
施設の種別に関しては、グループホームと介護付有料老人ホームが占める割合がとても高く、事実上二大勢力となっています。特別養護老人ホームは、その2種類に次いで見つかりやすい状態です。