病院が各地に点在している点がメリットでしょう

現在の栄駅は、整備が行き届いた市街地の中に所在する駅となっています。繁華街などと近いわけではありませんが、企業などの事業地や企業が数多く間借りしているビル群などが集まった地域も多少存在します。
いちばん多いのは平凡な住宅地で、特に駅の東側は戸建て住宅および集合住宅が立ち並ぶ地域で大半が占められています。開業医を中心にした医療機関がたくさんあることは、この地域に暮らすときの大きなメリットになるでしょう。
栄駅は、水島臨海鉄道の水島本線に所属する駅です。貨物駅2駅を除外すると、乗り換えが可能な駅は発着駅である倉敷市駅に限定されます。約8キロ離れた倉敷市駅まで行くと、JRの山陽本線および伯備線への乗り換えができるようになります。伯備線は岡山県内から鳥取県米子市までをカバーしていますし、山陽本線に至っては兵庫県から海を渡って福岡県までをカバーしており、遠距離の旅程を容易に組めます。
栄駅の利用率は、今世紀に入って以降はほぼ安定しているといえます。1日あたりの乗降客数は、2001年以後ずっと400人以上で推移しています。ただし全盛期は500人を超えていた時代があったことを考慮するなら、やや低下傾向が続いているという捉え方が成立します。
栄駅の近辺で介護施設を探すときは、注意が必要です。なぜならば、駅の近くで開業している施設に入ることは簡単ではないからです(施設が目にとまっても、定員数などの事情から長期にわたる待機を要求されることがありえます)。施設を探すときは、駅からかなり遠ざかる場所を含めてチェックすることが大事でしょう。ケースバイケースではあるものの、10キロ以上離れることも考えられます。
施設の種別に関しては、見つかるとしたらいちばん多そうなのはおそらくサービス付き高齢者向け住宅となります。それ以外であれば、グループホーム・介護付き有料老人ホーム、また住宅型有料老人ホームが少数ずつ見つかる可能性があるでしょう。入居料金についてはバラバラなのですが、どちらかといえば格安料金で入れるところのほうが、そうでないところより多い模様です。