季節に合わせた彩りがすばらしい、絶景の地で老後を過ごせます
京都市内で桜や紅葉の名所といえば、嵐山を思い浮かべる人はたくさんいるでしょう。膨大な観光客の需要に応えるために交通インフラはよく整備されていますが、渡月橋から延びる大通りに面した位置に建てられている京福電気鉄道の嵐山駅は、ひと際インパクトがあります。天龍寺や嵐山公園にそのまま行ける点は、京都府民でなくても嵐山見物を楽しんだ経験を持つ人の間ではよく知られています。今世紀に入って以後は駅の改修が数年置きといってもよい頻度で行われてきました。駅と一体化した商業施設の入れ替えやリニューアルもその一例ですが、なんといっても2004年から足湯が設置されたことがその最大例でしょう(この年は、嵐山温泉の掘削が本格的にはじまった記念すべき年でした)。また、2013年にはトイレの改築やホームの延伸などがいっせいに完了しており、デザイン性・機能性そろって現代的な駅として再スタートを切っています。駅前や付近には京都バスと京都市営バスがそれぞれ停留所を設けており、観光名所をはじめ市内各地に快適な運転スタイルで連れていってくれます。歩いて10分程度で行ける範囲には、阪急電鉄・JR線の駅が合計3ヶ所存在し、鉄道事情も華やかです。この駅は嵐山本線の中で見ると終点となりますが、乗り換えに使える駅は発着駅となる四条大宮駅までの間に少なめではありません。この路線をメインに使う場合でもたいして不便な思いをすることはないでしょう。隣駅である嵐電嵯峨駅では、JRの嵯峨野線・嵯峨野観光鉄道の嵯峨野観光線などを利用できます。嵐山駅の周辺は、自社仏閣や自然を保護する公園などが集まっている印象が強いでしょう。あまり介護施設などを想起する人は多くないのは事実ですが、最近は民間の介護事業者が健闘しています。グループホームや住宅型有料老人ホームなどを少しずつ増やしている事業者がいることは事実で、ときどき格安の施設を見つけることが可能になりました。この駅から歩いて2~3分程度の場所で探すことは簡単ではありませんが、鉄道・バス・タクシーとあらゆる交通サービスが発達(大型連休中のような観光シーズンの真っ只中には、渋滞が発生するという欠点はありますが)しているエリアです。その点はほとんど足かせにはならないでしょう。サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームなどの新設も、少しずつではあるものの確実に進行中です。いろいろな視点から施設を比べて絞っていくことがおすすめです。











