南禅寺や哲学の道などの近所で暮らすチャンス
東山のふもとに立地する、蹴上駅。2017年の10月に、開業から20年目となる節目の日を迎える予定です。府道143号線のほぼ真下に建造されている駅ですが、地上に出るとこの府道の両脇は、どちらも山林地帯であることが確認できます。山林地帯とは反対の方向に向かうと、すぐに数々の観光名所が目の前に現れます。南禅寺や琵琶湖疏水、青蓮院門跡や京都市美術館などがそのよい例でしょう。平安神宮にも、歩いて簡単にアプローチできる状況です。宿泊施設のような観光客向けの施設もよく目立ちます。蹴上駅は、府道32号線や37号線、147号線などに近い位置に所在する駅。少し移動すれば国道1号線にもアクセスできます。マイカーやタクシーを使った移動を計画するときは、これらの車道を頼りにするとわかりやすいのではないでしょうか。蹴上駅は、京都市営地下鉄の東西線の管内にある駅です。隣接する御陵駅、山科駅は、どちらも京阪電鉄京津線と接続しています。山科駅に関しては、JRの琵琶湖線・湖西線への乗り換え地点という役目も持っています。反対方向では、2区間離れた三条京阪駅が最寄りの乗り換え場所となります。三条京阪駅では京阪本線のほか、鴨東線への乗り継ぎが可能です。さらに2区間進むと烏丸御池駅になりますが、こちらの駅は烏丸線への乗り継ぎ場所としてよく使用されています。蹴上駅の利用率は、駅の発足以来少しずつ上昇しています。1日あたりの乗降客数を計算すると、初めて9000人を超えたのは2005年のことだったことが判明します。その後はしばらくの間、微増や微減を不規則に繰り返す時期が数年続きます。2010年代に入ると急激な増加に転じており、2014年になると一気に9800人以上を記録しました。蹴上駅の周辺で介護施設をお探しの場合、駅の所在地が盆地の周縁部であること(山々に近接しているという特殊な地形であること)を忘れないようにしないと、時間を無駄にしてしまう恐れがあります。それでも、駅から2~3キロくらいの範囲を探せば、数軒は比較的容易に探し当てられるはずです。施設のジャンルについては、住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などで占められています。高額な施設が多いですが、初期費用が30万円以下となるところも見つけられます。











