競輪場の跡地の向こうに、大スターも眠る荘厳な寺院が見えます

その花月総持寺競輪場も2010年に廃園となり、駅の利用率が目に見えて落ちるきっかけとなりました。1日あたりの乗降客数は、その数年前から下がり気味でしたが、2009年までは一貫して7000人を超えていました。しかし2010年以後はずっと6100~6400人の間で推移しています。競輪場閉園の翌年からは減少のペースが落ちていますが、長期的な影響が出ることを懸念する意見はまだ多少出ているようです。
競輪場の跡地を除くと、駅のそばで目立つのは寺社仏閣が占める広大な土地でしょう。總持寺の中には数々の伽藍が保存されており、その内部にて保管されてきた文化財は質・量ともに抜きん出ています。敷地が広いため緑の多さも印象的ですが、鶴見大学およびその付属校の敷地と連なっていることも印象的です。石原裕次郎のような著名人の墓所があることでも知られています。
花月総持寺駅は、国道15号線に近い駅です。駅前に乗り入れている民間のバス事業者は目下ありませんが、市営のコミュニティバスが運行されているため近隣の住民の需要はほぼ満たされています。
花月総持寺駅は、京急本線の管内にある駅です。隣接する京急鶴見駅は、エアポート急行に乗り移るチャンスがある駅です。また、JRの京浜東北線への乗り換え場所という一面を持っています。この駅から2区間進むと、八丁畷駅が登場します。この駅はJRの南武線の支線と接続しています。そしてその1区間向こうには京急川崎駅があります。大師線およびJRの南武線の本線や京浜東北線に、そして東海道線に乗り換えできる点が強みです。
花月総持寺駅の近隣の介護施設は、まだそんなに多くありません。駅の周囲には集合住宅などがかなり密集しており、住宅地としての完成度はとても高いのですが(今後の変貌に期待したいところです)。
まずは、駅から2キロ圏内を徹底して探してみましょう。それでもうまくいかないなら、探す範囲を少しずつ拡大しましょう。発見できるチャンスがありそうな施設の種別をあげるなら、サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームあたりになります。