老舗の海水浴場の近くで、健康的でのどかな生活を

大磯駅といえば大半の県民がイメージするのは、大磯海岸や大磯ロングビーチでしょう。日本史上初の海水浴施設が設置されたという記録があるほど、夏の海水浴客の人出は壮麗です。シーズンを通して、豊かな海のそばで過ごせる点が、この地域で余生を送る最大のメリットでしょう。駅前のバス乗り場には、神奈川中央交通が路線を提供しています。
大磯駅は、東海道本線の駅です。東京駅から熱海駅まで、海岸線に沿ってかなりの距離を往来できる点が魅力です。実際に東京方面や横浜・川崎方面に通勤・通学している住民は非常にたくさんいます。茅ヶ崎駅まで行けば相模線に乗り換えられますし、少し先ある藤沢駅で降りれば小田急江ノ島線・江ノ島電鉄線への乗り継ぎが可能となります。
反対方向を選ぶときは、御殿場線に連なる国府津駅がいちばん近くて、なおかつ別の路線に乗り移れる駅でしょう。そしてその次には、JRや小田急電鉄のほかに箱根登山鉄道や伊豆箱根鉄道まで乗り入れている小田原駅が待っています。
大磯駅の利用率は、20年以上前と比較するとスケールが小さくなっています。しかし尻すぼみになっているわけではありません。1998年に1日当たりの乗客数が8000人を割ったものの、その後は長きにわたって7000人以上をキープしています。
大磯駅に立ってあたり一帯を見回すと、住宅の数はそれなりに多いものの、それが密集しているというわけではありません。大磯駅の近くに建てられた介護施設はたいていの場合建物・庭地ともに広々としたスペースに恵まれている点が印象的です。日当たりや眺望という観点で考えてもメリットは目立ちます。
まだ特別養護老人ホームのような100パーセント公営の施設を選ぶ向きは少なくありませんが、順番待ちになりやすいため民間の施設にも注目したいところ。グループホームの割合が高まっている点が目立つほか、スタッフや設備の点で優れた住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームの活躍ぶりが目に留まります(入居者・来訪者の間での評価も上々)。医療機関との連携が緊密なところが多いですから、特定の疾患がある場合も直接連絡して相談してみるとよいでしょう。