その昔の否定的なイメージは完全に覆されました
京急本線は横浜市南区において、大岡川と並行して延びている部分があります。黄金町駅のある一角は、ちょうどその範囲に含まれています。駅舎が設置された場所は川のほぼ真北となります。黄金町駅の周囲は、終戦直後から売買春や麻薬の売買が半ば公然と横行するエリアとなった時代があります。そのため、長いこと悪名高い町というイメージの払拭に苦しんできました。しかし近隣の住民や行政の努力が少しずつ報われており、最近は法的な問題をまったく抱えていない商業施設が立ち並ぶ区画に生まれ変わっています。まだ新しい集合住宅も点在しています。大岡川の水質も、改善に長年取り組んできたため水棲生物の姿をごく普通に見かけることが可能となっています。黄金町駅は、国道16号線に近い場所に所在する駅です。バスの乗り場は駅の周囲に2ヶ所設置されており、相鉄バスと江ノ電バス横浜のほか市営のコミュニティバスが乗り入れています。黄金町駅は、京急本線の中では特急列車の類がまったく停車しない駅に属します。特急に限るなら、近くにある日ノ出町駅や井土ヶ谷駅で乗車できます。どこかに大急ぎで出かけたいときは、上大岡駅で一時下車して快特や「京急ウィング号」などを待つことが妥当な判断でしょう。そして上大岡駅では、横浜市営地下鉄のブルーラインに乗り換えることができます。上大岡駅と反対方角での乗り換えについては、3区間しか離れていない横浜駅で選ぶことがいちばんオーソドックスなやり方でしょう。JR線・東急線・相鉄線・市営地下鉄・横浜高速鉄道など各社の路線が集結しています。黄金町駅の利用率は、この20年間はあまり変わっていません。しかし小規模な上下を繰り返していることは、資料から読み取れます。1日ごとの乗降客数は、21世紀に入ってからは2万1,000~2万4,000人の間で推移しています。黄金町駅の周辺で介護施設に暮らしたいなら、駅から1キロ以内でまずじっくり探してみましょう。施設数に恵まれているエリアだというわけではありませんが、徒歩数百メートルの近場で入居希望者を募集している施設を数軒発見できるチャンスがあることは事実です。遠距離にある施設を探すのは、その作業を済ませてからでもかまわないでしょう。施設のタイプについては、介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が中心となっています。料金体系はバラバラですが、変動制を採用しているところが多いという共通点があります。




























































