【6/14更新】有料老人ホームを武庫川団地前駅、月額利用料10万円以下から探す

阪神電気鉄道武庫川線の終着駅といえば、武庫川団地前駅がすぐに思い浮かびます。1980年代半ばに開業した駅で、30年程度の歴史しかありません。基本的に終日駅員がいない駅ですが、武庫川団地をはじめ、多くの住宅地の最寄り駅であるため、住民にとって欠かせない交通手段を提供しています。もっとも、まったく他の交通手段がないというわけではなく、駅のすぐ前には阪神バスの停留所も設置されていますが。

駅から少し歩くと、鳴尾浜臨海公園のような散歩にうってつけのスポットがあり、高齢者の姿は実際によく目撃されます。団地が発達したエリアのため、ショッピングなどをする場所に不自由する恐れはまずないでしょう。遠くに行きたい場合は武庫川駅まで出てから、阪神電気鉄道の本線に乗り換えるというやり方がいちばんオーソドックスです。

この駅がある西宮市は、全体としては高齢化の進み方が急ではない自治体です。しかし武庫川団地前駅の周辺は、数十年前につくられた住宅地がひしめきあっています。住民の高齢化は確実に進行しており、高齢者介護の充実を要望する声は少なくない模様です。西宮市全体でも老人ホームや高齢者専用住宅の数が、人口のわりには少な目だという意見は以前から頻繁に出されており、クリアすべき課題となっています。特に後期高齢者の増加が顕著なため、抜本的な改革が望まれるところです。

武庫川団地絵前駅で施設を探すと、高齢者住宅ないしサービス付き高齢者向け住宅が多く目につきます。これらの施設の場合、一般的な有料老人ホームなどと比べてコストがかからないという特徴がありますが、この地域でもその特徴はあてはまります。月額使用料が10万円程度かそれより安い施設が多いですから、チャンスがあるなら利用したほうがよいでしょう。

高級住宅地というイメージがある西宮市ですが、有料老人ホームを選ぶ場合は特に高い料金を請求されるわけではありません。安めの施設のこだわるなら、月額使用料が20万円以下で済む施設は確実に見つけられるはずです。

また、駅から遠い施設がけっこう多いことは否定できません。バスや自家用車、そしてタクシーをうまく利用してストレスのない移動を実現することが大切でしょう。西宮市では、高齢者に「福祉タクシー利用券」を発行するサービスを続けています。電車やバスの運賃を値引きしてもらえるサービスもありますから、家族はともかくとして高齢者本人については施設入居後も楽に移動できる可能性があります。