山下駅エリアは交通の便良し。天然温泉が楽しめる高齢者住宅あり

山下駅は、兵庫県川西市の見野に位置する能勢電鉄の駅。能勢電鉄の「妙見線」と山下駅起点の「日生線」の接続駅です。1923年(大正12年)妙見線の駅として開業。1978年日生線開業。1997年には特急「日生エクスプレス」も運転を開始しました。
高架駅ですが待合室やエレベーターもあるバリアフリー仕様で、2面2線のホームには妙見線の川西能勢口方面行きの上り列車と、妙見口方面行き下り列車が停車。日生線は日生中央方面行きと川西能勢口方面行きが止まります。乗客を乗せたまま山下駅を出た後、山下駅に戻るので、初めての方は珍しい体験ができます。
山下エリアには昔、山の上に龍尾城がそびえ、この地は山のふもとであることから「山下」と呼ばれるように。後に城の名も「山下城」になりました。それが駅名の由来です。
能勢電鉄の開業に伴い、人口も急増し、全盛期はカフェやダンスホール、芝居小屋、ビリヤード場などが並び、大変賑やかでした。そのため、山下駅の看板には近隣の川西市郷土館や山下エリアの往年をしのばせる精錬所が描かれています。
今でも駅周辺は団地も多い住宅エリア。駅前にはスーパーがあり、駅の西を走る国道173号「能勢街道」を中心に飲食店やガソリンスタンドなどが並んでいます。駅エリアには公民館や郵便局、消防署、病院といった生活に密着したスポットも点在。学校も幼稚園から高校まで揃い、駅の西にはゴルフ場もあります。
駅の西側にある「山下駅前」停留所が最寄りのバス停。能勢の郷行きや豊中センター行き、川西病院前・グリーンハイツセンター経由の平野行きなどが止まります。
山下駅エリアにも介護付き有料老人ホームや高齢者住宅などが現れました。介護付有料老人ホームは入居時の費用0円・月額利用料10万円台。高齢者住宅は入居時の費用0円・月額利用料15万円未満。介護サービス代は別途加算されるタイプですが、自由度が高く外出も気軽です。住宅によっては天然温泉も楽しめます。
山下駅エリアはかつて程の華やかな雰囲気ではないですが、比較的交通の便や店もある利便性の高い場所。シニア世代にも良い環境が整っています。