駅の東西両側に、美しい公園が設営されています

新伊丹駅は、ローズレー梅ノ木と西側出口で隣接しています。反対の東側に視線を移すと平松公園が見えてきます。こちらの園内では、美しい花時計が見ものです。このように新伊丹駅の近辺は、高齢者がマイペースで散策できる場所が豊富な点が魅力的なエリアとなっています。駅の周辺は、どちらかといえば平凡な住宅街ですが、老後を過ごす場所としては適しているでしょう。
新伊丹駅は、県道13号線や142号線に近い駅です。この2種類の大通り沿いと駅前に、バス乗り場が設置されています。市営のコミュニティバスが大半ですが、阪急バスが手がける路線も多少存在します。
新伊丹駅は、阪急伊丹線の管内にある駅。駅数がわずか4つしかなくてとても小ぢんまりとした路線ですが、市内を移動する際はやはり役に立ちます。乗り換え場所は、発着駅となっている塚口駅だけですが、新伊丹駅とは2区間しか離れていません。塚口駅を経由して、神戸本線に乗り換えるのが、遠くに行くときの常套手段となっています。
伊丹市は、県内では人口密度が高い自治体に含まれます。交通システムがしっかりと張り巡らされているためベッドタウンという側面が強い上に、市内に拠点を構えている大企業や中小企業がけっこうあります。こうした好条件が積み重なっているため、伊丹市内の高齢者向けの施策には時間的、あるいは費用的なゆとりがあるといわれています。
施設介護については、地価の高さなどが仇になってなかなか進行していない模様ですが、新伊丹駅エリアであれば、あまりそのようなハンデを気にする必要は今のところなさそうです。
月額使用料が高めに設定されている施設(介護付き有料老人ホームは、よそと同じく新伊丹駅のそばでも高めになる性質があります)もいくつかありますが、10万円台前半で間に合うところを何軒も見つけられるチャンスがあるはず。それも、入居一時金を徴収しないか、徴収しても安値でOKということが多いようです。この手の施設は、高齢者住宅やサービス付き高齢者向け住宅、あるいはグループホームに分類されることがほとんどでしょう。
新伊丹駅周辺の事情についてもう1点付け足すと、駅から1キロ以内、遠くても2キロ以内というところがけっこうあるのです。これはおおいに評価されてよいセールスポイントでしょう。