尼崎市と伊丹市の両市域のよさを味わいましょう

猪名寺駅は、尼崎市と伊丹市の境界線に近いためそれぞれの市民が日常的に集まります。駅は東西を公立の高校・小学校に挟まれているほか、短大にも近いため低年齢層の利用者も少なくありません。また、業種を問わず各界から企業が集まっており、駅の四方に工場の敷地が存在します。これらの労働者もまた、猪名寺駅を出入りする常連となっています。猪名寺駅から出てバスに乗りたいときは、阪急バスや阪神バスの路線および伊丹市が運営するコミュニティバスを選択できます。
猪名寺駅は、JRの福知山線の中では宝塚線として区切られている管内に属します。猪名寺駅は快速列車がいずれも停車しない駅に含まれます。急ぎの用事があるときは、隣接する伊丹駅で降りて待つことが大事です。乗り換え場所でいちばん近いのは、2区間先にある尼崎駅。この駅では、東西線や神戸線などに乗り換えできます。反対方向については、3区間離れた川西池田駅が最寄りの乗り換え場所です。この駅では、阪急の宝塚本線および能勢電鉄の妙見線と接続しています。
猪名寺駅の利用率についてですが、平成に入ってからの20数年の流れを端的に表すなら「上がっている」と書くべきでしょう。ただし、時期によっては微減が続いた時期がありますが。1日平均の乗客数は、1997年に7000人を超え、その3年後に8000人を超えました。9000人台になったのは2006年のこと。ただしその翌年からは上下を繰り替えしています。
猪名寺駅の周囲は、介護施設がたくさんあるエリアではないようです。ただし駅からそれほど遠くない場所を上手に確保して、施設を建てた事業者がいることは事実。駅から1キロ前後であればそれほど遠いとは言えませんし、生活してみて不便さを感じることもめったにないでしょう。
施設の種別については、高齢者住宅ないしサービス付き高齢者向け住宅が主流で、そのほかグループホームなども建てられています。月額使用料の平均値は、10万円台前半でしょうか。入居一時金については徴収する例としない例が両方ありえます。