雪まつりの会場の付近。開放感が強い土地柄です
2015年の半ばに、耐震目的で駅舎の大掛かりな改修工事がはじめられた自衛隊前駅。駅名の通り、駅のすぐそばから続く広大なスペースが陸上自衛隊の真駒内駐屯地として利用されてきました。土地にゆとりがあることから、2005年までは毎年おおぜいの見物客を集めるさっぽろ雪まつりの会場として使用されてきたという経緯があります。このほかに駅の近くで目立つのは、いくつかの文教施設があることと札幌市交通資料館が建てられていることでしょうか。後者は、鉄道やバスなど札幌市の交通インフラの歴史を勉強できる貴重な場所となっています。自衛隊前駅の周辺は基本的には平坦な住宅地です。駅からあまり離れていない場所に商店街が小ぢんまりと存在し、日常的な買い物を間に合わせることができるようになっています。自衛隊前駅は、札幌市営地下鉄の南北線に所属する駅です。この路線は乗り換え場所が、中間地点に集中しているという特徴があります。5区間離れた幌平橋駅から先が乗り継ぎの舞台となります。幌平橋駅から3駅連続して札幌市電の山鼻線への乗り換えが可能となるほか、大通駅では一条線への乗り換えができます。大通駅では東西線や東豊線への乗り換えも可能です。さっぽろ駅まで行くと、東豊線と同時にJRの札幌駅へのアクセスが実現します。これらの駅を通過すると、発着駅である麻生駅にやがて到着します。麻生駅ではJRの札沼線と接続しています。自衛隊前駅の利用率は、管内ではいちばん低いといわれています。実際に1日平均の乗客数を計算すると、近年は4,000人を下回ることが多いと伝えられています。自衛隊前駅の近辺は、市内で見る限り特に人口密度が高い場所ではありません。こうした条件(高齢者のライフスタイルと照らしあわせると、決して不利な条件ではないのですが)が関与するため駅の近くで介護施設を発見することは簡単ではないようです。駅から数百メートルといった近場で手に入れることは、ひと際難しいと思われます。最初から、4~5キロ離れたところまで対象に含めたほうがおそらく建設的です。施設の区分については、特に偏りなどはない模様ですが、住宅型有料老人ホームは多少ほかの施設よりよく見つかりやすいかもしれません。料金システムについては、固定制のところと変動制のところが混在しているため一概には語れませんが、安い施設を見つけることはどちらかといえば楽でしょう。うまく行けば、月額使用料が15万円以下のところを探し出せます。



































