2種類の駅や膨大なバスを利用できる麻生地区の外れに住めます

ただし、公共の施設や金融機関の出張所などはわりと多めで、麻生地区内で違った役割を果たしている地域だと評価できそうです。もっとも駅の周囲の大半を占めているのは住宅街のため、平和なライフスタイルを築きたい引退者などにお誂え向きの立地と捉える意見が主流となっています。
新琴似駅は、JRの札沼線の管内にある駅。新琴似駅は始発駅である札幌駅に近く、4区間しか離れていません。札幌駅にいったん出てしまうと、そこからは函館本線や千歳線、そして市営地下鉄の東豊線や南北線と乗り換え先に不自由する恐れはありません。その手前にある桑園駅でも、函館本線への乗り継ぎは簡単です。
ちなみに南北線に関しては、新琴似駅からおよそ500メートル離れた場所にある麻生駅から乗車するという手があります。麻生駅には巨大なバスターミナルが併設されており、何十という路線を北海道中央バス(若干数、JR北海道バスが管理する路線がありますが)が運行しています。
もっとも、新琴似駅前や大通り沿いにも、北海道中央バスの路線がやってくる停留所は2ヶ所ありますが。さらに補足すると、この駅からいちばん近い幹線道路は国道231号線となります。
新琴似駅の利用率は、かなり前からあまり変わっていません。ただし近年は若干の増加が進んでいる最中です。1日ごとの乗客数をチェックすると、2005年以後は3000人台を下回った年がありません。そして2012年には3500人をわずかに上回りました。
介護施設の比較をするときは、ある程度まとまった数がそろったときのほうがうまくいくもの。ただし新琴似駅の周辺で施設を探すと、(もちろんタイミングしだいですが)思ったほど施設数が集まらないことがあるかもしれません。施設数はまだ充足していると呼ぶには程遠い状態であることは否定しがたいでしょう。
とはいえ、現在は住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅をはじめ、各種類の施設がまんべんなく建てられているという強みが今の新琴似駅周囲には感じ取れます。駅からとても近い距離で入居者を募集している施設を探すことも、そんなに難事ではないでしょう。コスト面で調べても、世間の相場と比べて割安の予算で入居できるチャンスがあります。