周りにある施設の大半が、高い料金を徴収しません

松山市内の繁華街などが広がる一帯からは距離があるものの、公共の施設や金融機関の事業所などが駅の周囲に数多く散在し、住民や観光客にとっては足を運ぶ必要性が高いエリアであることは間違いないでしょう。
松山市内は、鉄道以外の交通インフラがよく発達している土地柄です。バスについては松山駅の目の前にロータリーが設けられており、JR四国バスと伊予鉄道が管轄する路線を大量に利用できます。これに加えて、高松や高知のほか、大阪や京都、名古屋や東京など遠方に向かう高速バスが現時点で10種類近く運行されています。
松山駅は、JRの予讃線の管内にある駅です。予讃線は、香川県高松市から宇和島市までをつなぐ長大な路線で、支線を2種類擁しています。乗り換え場所を探す際に、いちばん近くに見つかるのはおそらく伊予市駅でしょう。伊予市駅では郡中線への乗り換えを実現できます。その隣にある向井原駅も、予讃線の内子方面への支線に接続しているため役に立つ可能性があります。
また、伊予鉄道の大井町線の松山駅前停留場があることも忘れるわけにはいきません。この停留場からは、高浜線と接続している大手町駅前停留場や城南線・本町線と連携している西堀端停留場、さらに高浜線・城北線との関わりが深い古町駅に短時間で到着できます。
21世紀に入って以後の松山駅の利用率は、総括するなら「低下している」と書くべきでしょう。1日平均の乗客数は、2002年以降8000人を割っています。2009年以後は7500人を超えた年がありませんが、近年は微増に転じる年が出ることもあります。
松山駅の周辺の介護施設をチェックすると、施設が見つかりやすくなるのは駅から2キロ程度遠ざかってからだということがわかります。駅から数百メートルの近場で見つけることは、不可能ではないものの決して楽勝ではありません。駅から2~6キロくらいの範囲で探すことがおそらくベストでしょう。
施設のタイプに関しては、サービス付き高齢者向け住宅が最大の勢力となっている模様です。その次に勢いがあるのは、介護付き有料老人ホームでしょう。料金体系に関しては平均して安価です。月額使用料が10万円台というパターンはいっこうに珍しくないでしょう。