温泉街が、出口の目の前からアーケードの下で続いています
現在の駅舎は、明治末期に建築された洋風の様式をかなり忠実に復元したもの。周囲の景観とほどよくマッチしており、夜間のライトアップを受けたときの素晴らしさは非常にフォトジェニックで一見の価値があります。
道後温泉駅周辺にはたくさんの観光資源がありますが、駅前の商店街もそのひとつ。根強い人気を保っています。湯神社や伊佐爾波神社の大祭のときは、見物客が急増するため通行止めになります。このほか、近くにある「放生園」と呼ばれる公園や、市営の子規記念博物館などが見ものです。もちろん温泉は、泉質や受けられるサービスが超一流。高齢者には絶好の気晴らしになることでしょう。
道後温泉停留場は一大観光地のため、バスの発着はさかんに行われています。乗り降りする場所については停留場の目の前をはじめ数ヶ所に分散されています。一般の路線バスと高速バスの双方を、伊予鉄道や瀬戸内運輸などが手分けするように管轄しています。
道後温泉停留場は、伊予鉄道の城南線に所属する停留場です。城南線には支線がありますが、そこへ乗り換えたいときは3区間離れた上一万停留場で下車する必要があります。そこから6区間進むと南堀端停留場が登場します。ここでは花園線への乗り継ぎが可能となります。そしてその隣にある西堀端停留場は、本町線や大手町線に接続しています。道後温泉は、夏目漱石の大傑作「坊つちやん」の舞台に選ばれたことで有名ですが、道後温泉停留場は「坊ちゃん列車」の終着駅として以前に有名になりました。
道後温泉停留場の近くで介護施設に入りたくなったときは、停留場から5キロくらいの範囲で探したほうがよいでしょう。5キロといっても、山林などでまったく建物がない方角がある場所ですから、探す範囲はそれほど広くはありません。うまくいけば、1キロくらいの手近な場所で入居できることもありえます。
発見できる可能性がある施設は、サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームなどです。施設の料金設定はさまざまですが、安いところであれば、入居一時金がなかったり、月額使用料が10万円台、あるいは10万円以下になったりといった可能性があります。