新興住宅地ならではのきれいな街区が見ものです

駅の周辺が区画整理事業の対象となったのはそんな昔のことではありません。しかしその影響は絶大で、今新興住宅地が増えている地区の大半は、10年くらい前まで人の気配がまったくない土地でした。街並みがまだ新しいため、どのエリアに向かってもこぎれいなイメージが強いです。
新木駅は、国道356号線の近くにつくられた駅。バスの乗り場は駅付近に現在2ヶ所つくられています。阪東自動車の運行する路線が圧倒的に多いですが、市営のコミュニティバスも若干のルートが組まれています。
新木駅は、JRの成田線の管内にある駅です。成田線は複雑な構造を持つ路線ですが、新木駅が所属するのは我孫子支線です。支線内で見ると、新木駅は起点という立場になる我孫子駅に近いです。3区間離れた我孫子駅を介して、常磐線への乗り継ぎを実行できます。
それ以外の乗り換え場所は、終点である成田駅以外にはありません。成田駅まで出ると、そこから成田線の本線および空港支線に、それから京成電鉄の本線ないし東成田線への乗り継ぎを実現できます。
新木駅は、1990年代を通じて利用率が上昇していました(例外的に、ダウンした時期が含まれていますが)。その傾向は21世紀に入っても変わりませんでした。1日ごとの乗客数は、2001年に2600人を超え、その2年後には3000人台に乗りました。もっともその後は横ばい傾向に転じています。2000年代後半から2010年代にかけては、3000人を上回る年はほとんど確認されていません。
今後の推移は、区画整理事業の進展によって変わるものと予測されています。新木駅の近辺については、古くから暮らしている住民と近年移ってきた住民に大別できます。このような性質を持つ土地の場合、介護施設の進出が遅れているという特徴が見つかることがあるのですが、新木駅エリアに関しては駅から近い場所で営業している施設を若干数であれば簡単に発見可能です。
もっとも、施設の数がいちばん多くなるのは駅から3キロを過ぎたあたりからでしょう。施設の種別については、グループホームがいちばん多いですが、サービス付き高齢者向け住宅などがその次となりそうです。