野木和第二団地が近く、温泉などもあります
第二次大戦の終戦から数年後に建造された油川駅は、現在も当時の木造駅舎を使い続けています。今世紀に入ると間もなく、夜間通路の代わりに夜になっても駅構内を開放するようになり、近隣の住民の移動がスムーズに変わっています。
駅の所在地は、海岸線に沿って延びる市街地の一角となっています。駅の東口からまっすぐ東進すると海岸にぶつかるまでさほど時間はかかりません。海岸の少し手前に松前街道がずっと走っています。そのほか、県道26号線・234号線・280号線などが駅の東側から南側にかけて比較的大きい道路といえます。
駅の西側については、北海道新幹線の線路が敷設されているあたりまでが、主として宅地として使われているスペースです。市街地を抜けると農地が多くなり、さらに山林地帯に突入しますが、その少し手前に野木和公園という自然を活用した公園があります。なお駅から短時間歩くだけで、温泉が湧き出しているところにアクセスできる点はこの土地ならではと言えるでしょう。
油川駅は、JRの津軽線に所属する駅です。発着駅である青森駅との間に信号場があるものの、実質的には隣駅となっています。この隣駅を介して、奥羽本線および青い森鉄道線への乗り継ぎが実現します。終着駅方面に行くなら、中小国駅および新中小国信号場を経由して海峡線への接続が可能です(北海道方面に向かえます)。ちなみに津軽二股駅まで行ったときは、北海道新幹線への乗り換えができます。
油川駅の昨今の利用率は、前世紀までと比べると明らかに下がっています。しかし今世紀に入ってからのそのスピードはものすごくゆるやかになっています。1日平均の乗客数は、2002年に500人以下に落ちました。しかしその後は、400人台で推移している年がほとんどです。
油川駅がある場所は、介護施設が多いといえば多いといえます。駅から歩いて10分以内の短時間で到着できる施設は比較的多くあります。もっとも、競争率が非常に高いところが混ざっていますので、簡単に入れるかどうかはタイミング次第になってしまうでしょう。以上の状況を踏まえると、駅から4キロくらい離れたところにある施設にも忘れずに目を向けたほうが得策でしょう。
施設の種類に関しては、グループホームおよび住宅型有料老人ホームが中心的。しかしサービス付き高齢者向け住宅が少しずつ多くなってきています。月額使用料が10万円未満であるなど、コスト面でも好条件です。





