パノラマ
経済発展がいっこうに終わらない、知多半島の中心地
知多半島の東側の一角を占める、半田市。
この地域では最初に成立した市で、近隣の施設をまとめる役割を戦前から果たしてきました。
戦前から戦後にかけて、時代の変遷に素早く対応して新たな産業の誘致に成功しており、その経済発展の連続の歴史は内外の有識者にしばしば研究材料に選ばれています。
近年を象徴する出来事といえば、2005年に常滑市に開設された中部国際空港の影響で、また新たに企業の進出ラッシュを実現した点でしょうか。
各業界から企業の事業所を呼び集めたほか、集まってきた勤労者に居住地や商業地を提供するという形で貢献しています。
半田市は知多半島の中心的存在であるため、JRの武豊線と名古屋鉄道の河和線の両方が通っているというこの地域では少し珍しい長所を備えています。
バスの運行についても同様に、半田市に路線の拠点が置かれるケースが初期から目立ちました。
知多乗合に属する路線はいまだにたくさん残っており、中部国際空港をはじめ市外の要所を目的地とするコースがさかんに利用されています。
市内に高速道路はありませんが、地方道・県道が合計で10本以上通っています。
特に2011年に、県道34号線・52号線の接続工事が完了したことで、渋滞の解消などのメリットが一気に発生しました。
幹線道路の工事はまだ計画されており、近い将来はいっそうドライビングが快適になりそうな見込みでいっぱいです。
半田市の歴史を振り返ると、人口が不得手ばかりだったことがひと目でわかります。
ただし2000年代末期から状況が変わっており、この数年は微減が続いています。
それでも長年の人口集中はありがたいもので、2010年の調査では高齢化率がいまだに19.4％でした。
2020年になっても25％未満にとどまるものと推測されています。
少子化率も15%を上回っており、できればこの強みを失わないようにしたいところです。
現在の半田市内でいちばん勢いがある介護施設は、おそらくグループホームでしょう。
数の多さは明らかですし、コスト面でのメリットをはじめ一般の利用者に歓迎されるポイントがたくさんあるからです。
認知症の患者であることが前提ですが、チャンスを使えそうなら入居はおすすめです。
それ以外でがんばっている施設となると、高齢者住宅・介護付き有料老人ホームがあがるでしょうか。
さらに住宅型有料老人ホームも、その動きに追い付こうとするかのようにサービスを強化しています。
いずれの施設も良心的な価格設定を掲げている可能性があります。
