山陽オートレース場に、スムーズにアクセスできる駅

炭鉱が閉鎖されてからの埴生駅は、主として山陽オートレース場の最寄り駅というイメージが強いです。オートレース場は現在、日本全体でもめっきりと減っていますが、この地域では今なおステイタスを持つ娯楽です。30年以上前に、駅舎とオートレース場をつなぐ連絡橋が架けられており、短時間で往復できるようになっています。
埴生駅の周囲にはあまり人の気配がありませんが、オートレース場の向こう、緑地の向こうには密集した住宅街がつくられています。埴生駅の付近で幹線道路をご利用になる場合は、県道229号線・232号線・260号線が近いです(特に229号線は、駅前のロータリーと接続していて使いやすいです)。また、国道2号線や山陽自動車道へのお乗り入れが簡単にできるエリアです。
埴生駅は、JRの山陽本線に所属する駅です。すぐ隣に、山陽新幹線や美祢線と接続している厚狭駅があります。その先には、小野田線と接続している小野田駅、宇部線と接続している宇部駅があります。宇部駅から4区間お進みになると、宇部線と山陽新幹線に加えて山口線へのお乗り換えができる新山口駅があります。反対方面では、山陰本線へのお乗り換えが可能な幡生駅や、鹿児島本線にお乗り換えできる門司駅が目立ちます(門司駅は終着駅でもあります)。
埴生駅の利用率がピークを迎えたのは、高度経済成長時代だったと考えられています。1日平均の乗客数が1000人を割ったのはおそらく昭和末期から平成にかけての時期だったと推測されています(今世紀に入った時点では、700人台を記録していました)。2010年代に入ると、400人前後という結果が続いています。
埴生駅を起点として介護施設をお探しになる場合は、最初の頃は駅から4キロくらいの範囲を探してみましょう。そのあとで、対象範囲を6~7キロ圏内に広げてみることをおすすめします。
施設の区分に関しては、グループホーム・住宅型有料老人ホームが主流です。サービス付き高齢者向け住宅および介護付き有料老人ホームは、少数であれば立地しています。料金面では、高額な施設と低価格の施設が共存している地域です。安価の施設をご希望の場合は、月額使用料・入居一時金ともに10~15万円くらいにおさえられるチャンスがあります。