駅の北側は、有名な競輪場や森林などがあります
東京都東村山市と埼玉県所沢市の境界線のすぐそばに立地する、西武園駅。名前の通り、西武園ゆうえんちの最寄り駅のひとつですが、現在は「西武園遊園地駅」のほうが遊園地目当ての観光客にはよく使われているイメージが強いでしょう。西武園駅は、戦前から存在する駅です。設立当初は「東村山文化圏」をつくる、という壮大なプランを西部グループが練っており、その一環で発足した旅客駅でした。現在の西武園駅から特に近距離にあるのは、西武園競輪場や西武園ゴルフ場、また「トトロの森」あたりでしょう。駅の南側は出入り口の目の前から戸建て住宅などがびっしりと立ち並び、平穏な住宅地として使用されています。西武園駅を出てからバスに乗りたい場合は、駅付近に待機できる場所があります。西部グループの駅である以上、当然西部バスが乗り入れを実施していますが、所沢市に近いことから市営のコミュニティバスを使うことも簡単です。西武園駅は、西部西武園線に所属する駅です。この路線は、発着駅と終着駅の2駅だけで成り立っているという珍しい構成の路線です。したがって、乗客は必ず隣接する東村山駅を目指すことになります。東村山駅は新宿線や国分寺線と接続していますが、後者に関しては直通運転が実施されているため、一時下車をしなくて済むチャンスがあります。西武園駅の利用率は、昭和が終わるころまでは昨今よりだいぶ高い水準で推移していました。しかし平成の初めころからだんだんと下がりはじめました。1日ごとの乗降客数を計算すると、7000人に近い数字が1980年代まではたくさん残っていたことがわかります。しかし1995年に6000人以下となり、その2年後に5000人以下に落ちました。今世紀に入ると4000人を多少上回るくらいの結果になる年がほとんどでしたが、2010年代はずっと4000人を下回っています。西武園駅の近辺で介護施設を探すときは、宅地の方角などに注意しながら作業に臨むことが大事でしょう。駅から1~2キロくらいの範囲が、いちばん施設を見つけやすいだろうと思われます。施設のタイプに関しては、介護付き有料老人ホームないしグループホームであれば、発見するまでにそんなに時間がかからないのではないでしょうか。入居コストについては施設間の格差が大きい模様です。ある意味で、それは各世帯が予算額に合わせた施設を探しやすいということですから、落ち着いて希望に沿った施設を探すようにしましょう。
























































