東村山市はアクセス良好。手厚い介護のある有料老人ホームも点在

東村山市は、東京都多摩地域の北部に位置する都市。
市内には縄文時代の集落遺跡が点在しており、昔から住みやすい場所であったことが示されています。
現在は、鉄道の路線も多く交通アクセスが良いのが特徴で、西武鉄道の「新宿線」「拝島線」「国分寺線」など7路線が東村山市に乗り入れており、市の中心駅である「東村山駅」が市民の乗換駅なっています。
また、JR東日本の「武蔵野線」も新秋津駅に停車。
バスは西武バスや銀河鉄道バス、そして東村山市のコミュニティバス「グリーンバス」が市内の各エリア及び市外の主要スポットを巡回中。
グリーンバスは東村山駅を中心に複数のルートが用意されており、PASMOも使えるので便利です。
豊富なアクセスの中でも、西武新宿線を利用すれば新宿区まで最短22分。
そのためベッドタウンとしての人気もあり、2010年の調査では東京都23区への通勤率は約30%でした。
さらに、市内には山崎製パンや浅田飴などの工場もあるため労働層も多く、2005年は人口約14.5万人だったのが、2023年には15.1万人と増加しています。
人口が多いおかげで東村山市の高齢化率は低め。
2023年には全国平均29.0%に対し東村山市は27.0%とやや低い水準でした。
しかし、25%の大台には乗っていますので、市は介護や高齢者のサポートにも力を入れ始めています。
多岐にわたるサポートの中で、認知症対策のための「とうきょう認知症ナビ」を設置。
認知症の講座や、専門医療機関の検索などが気軽にできるようにしているのです。
また、市内の介護施設は種類も豊富で、グループホームや介護付き有料老人ホームなどが選べます。
介護付き有料老人ホームは入居時の費用0万円・月額利用料は食費込で20~27万円という比較的安いホームから、入居時費用が数百万という高級系ホームまでさまざま。
どのホームもそれぞれに魅力がありますが、特に高級系ホームは梅毒や末期癌の方も受け入れる幅の広い介護・看護サポートがあります。
他の市町村からの入居も可能ですので、「自分は病気があるから施設は難しいかも…」と諦めず、東村山市の老人ホームに相談してみることをおすすめしたいです。
東村山市は人口と共に店なども多く、都市として発達した街ですが、サツマイモや狭山茶、梨などの名産地でもあります。
住宅街や商業施設だけでなく農地も広がるバランスのとれた街ですので、シニア世代も楽しく過ごせるでしょう。