高尾山の麓で、健康的なシルバーエイジを送ってみましょう

トイレや駅前の広場が合わせて拡大されるなど、利便性の点でも大幅な進歩を遂げました。さらに天然の温泉を利用した施設が駅のそばにオープンするなど、観光客にとっても周囲の住民にとっても歓迎すべきニュースが相次いでいます。高尾山ばかりに注目が集まりがちですが、高尾山不動院や高尾山トリックアート美術館など、系統が全く異なる観光資源にも恵まれています。
いずれにしても観光客がさまざまルートを通って絶えずやってくるエリアのため、鉄道以外の交通手段も充実していることは言うまでもありません。幹線道路に関しては、国道20号線と189号線が特に使いやすいでしょう。バスやタクシーの乗り場も、駅前で利用しやすい形でつくられています。バスをこの場所に乗り入れているのは、京王電鉄バスと神奈川中央交通です。
高尾山口駅は、京王高尾線の終着駅です。ほとんどの乗客は発着駅である北野駅を目指します。北野駅では京王本線に乗り継げるため、新宿駅のような距離がある場所にもストレートで行けます。ちなみに高尾山口駅自体は乗り換え用の駅だとはいえませんが、高尾登山電鉄が運営するケーブルカーやエコーリフトについてはかなり自由に乗り換えできます。
この駅の利用率は、約10年前まではほとんど変化がありませんでした。しかしその後、ミシュランなどで高い評価を集めたため、観光客が急に増えました。2007年までは1日当たりの乗降客数が8000人を超えることはありませんでしたが、近年は9000~11000人の間の数値に収まることがほとんどです。
高尾山口駅の周辺は、自然環境などが非常に優れていることは間違いありません。このような環境下でシルバーエイジを過ごしたいという意見が出ても不思議ではないでしょう。とはいえ、この駅の周辺で介護施設を探す場合は、移動手段などに制限がつく可能性を計算に入れておいたほうがよいでしょう。高尾山口駅から何キロも離れた場所を選ばないと、施設になかなか出会えない可能性があります。
それでも、よその駅やバス乗り場などに近い可能性なら低いものではありません。それに、施設の細分化は順調に進んでいる形跡があります。時間を惜しまずに施設探しに励むことが、高尾山口駅の近隣で納得できる施設を発見するためのコツでしょう。