靖国神社や北の丸公園は、散策の場として優れています
都道302号線は、「靖国通り」という名前で都民の間では定着しています。九段下駅が建造された場所はこの大通り沿いの、早稲田通りの首都高速都心環状線のほぼ中間地点となっている一角です。九段下駅の周囲でよく目立つ施設と言ったら、何といっても靖国神社でしょう。この神社と靖国通りを挟んで反対側には、日本武道館・科学技術館などの建物で名高い北の丸公園が千鳥が淵に沿って広がっています。これらの目立つスポットを除くと、どちらかといえば企業のオフィスや商業施設が多いエリアです。また文教施設が集まっていることでも有名です。専修大学・二松学舎大学・大妻女子大学・日本大学・日本歯科大学・共立女子大学などがキャンパスないし何らかの拠点をこの地域に構えています。九段下駅を出てからバスに乗りたくなったときは、乗り場が3ヶ所に分散されていることに注意したほうがよいでしょう。都営バスや日立自動車交通の路線バスのほか、東京空港交通が運行する羽田空港ないし成田空港へ直行するコースがあります。九段下駅は、東京メトロの東西線・半蔵門線、都営新宿線が交差する駅。東西線の管内では、隣接する飯田橋駅が最寄りの乗り換え場所です。この駅では有楽町線・南北線や都営大江戸線、JRの中央線に乗り換えられます。半蔵門線においては、隣接する神保町駅で新宿線と都営三田線に乗り換えできます。新宿線の場合なら、隣にある市ヶ谷駅で有楽町線・南北線・総武線への乗り換えが可能となります。九段下駅の利用率は、低下していた時期もありました。しかし過去10年間は、目を見張る勢いで成長しています。1日ごとの乗降客数は、2005年の段階では20万人弱だと報告されていました。しかし2015年の調査によると、それより6万人以上増加しています。この傾向は当分、終わりそうにありません。九段下駅から地上に出たときに感じるのは、人が暮らしている気配とは程遠いという印象でしょう。このため、九段下駅のそばで介護施設を見つけることは至難の業です。そこで、駅から少なくとも1キロ、できたら2キロ以上遠ざかってから施設探しに着手することが求められそうです。駅から5キロくらいまで離れたら、見つけられる施設の軒数は満足できる量になるのではないでしょうか。施設の種類については、介護付き有料老人ホームが優勢な地域となっています。それ以外であれば、住宅型有料老人ホームなどとなるでしょう。








