基肄城址やつつじ寺が、町を象徴する観光資源です

佐賀県の北東端に位置する、基山町。
南部で鳥栖市と隣接しています。
北部は福岡県との境界線に接しています。
県境を挟んで隣り合っているのは、筑紫野市と小郡市です。
町域は東西で、好対照をなしています。
西部は山地に連なっており深い緑に覆われた土地が大量に残っています。
その一方東部は平たんな土地が中心的。
このため市街地は町域の東半分に集中して形成されてきました。
筑紫野市との境界線方面にお進みいただくと、やがて基肄城の跡地が見えてきます。
この城は飛鳥時代に建造されたもので、古代日本の歴史研究家に対して非常に多くの手がかりを提供してきました。
一部の遺構は見学していただけませんが、周囲は穏やかな景色に恵まれており天気のよい日はたっぷりと気晴らしを楽しんでいただけます。
2017年の春に、続日本100名城に選出されたばかりです。
大興善寺は、基山町を代表する名所です。
奈良時代に建立されたと伝えられており、重要文化財に指定された木造広目天立像をはじめ貴重な仏像などがいくつも安置されています。
そしてこの寺院は、ツツジの美しさで有名です。
今から1世紀くらいに本堂の裏山に、大量のツツジが植樹されました。
現在、その本数は約5万本に達しています。
開花の時期が訪れると、見物客で境内はいっぱいになります。
また紅葉の名所としてもよく知られており、秋になるとまた違った景観をご鑑賞いただくことが可能です。
そのほか基山町には、荒穂神社や本福寺、瀧光徳寺のような由緒正しい寺社仏閣が残されています。
現在の基山町で列車を用いた遠出をお考えになるなら、JRの鹿児島本線か甘木鉄道の甘木線のどちらかをお選びいただくとよいでしょう。
路線バスについては現在、一般のバス事業者が進出していません。
その代わりに公的なコミュニティバスにご乗車できます。
また、地域密着型のタクシー会社が町民の移動に大きく貢献しています。
幹線道路については、九州自動車道や国道3号線が中心的な車道です。
基山町は、筑紫野市や小郡市とのつながりが深い町。
その影響で、町内の人口は昭和後期に入るとどんどん増加しました。
ピークに達したのは21世紀に入ったころで、その後は減少、現在はほぼ横ばいの数値を維持しています。
2023年度は、人口が17,545人で高齢化率は32.1%でした。
基山町で介護施設をお探しになるときは、ケアハウスやサービス付き高齢者向け住宅、介護老人保健施設や介護療養型医療施設などが発見可能。
認知症の場合はグループホームがおすすめです。