駅を起点に手ごろな介護施設を相次いで発見できます

岡町駅はもともと市の中央部分につくられており、市内のあらゆる方面に向かいやすい位置にあります。そして市役所や商工会議所など、市政や経済に関連したたいていの施設が近くに置かれています。
このような市街地特有の熱気がひしひしと感じられる一方で、神社とそれを取り囲む鎮守の森があるため、静寂に満ちた空間が手の届くところにあるという対照的な持ち味に恵まれたエリアに、岡町駅前はなっているのです。由緒正しい史蹟はほかにもあり、たとえば桜塚古墳群は駅からそれほど離れていません。列車を降りてすぐに乗れるバスは阪急バスの手によるものだけですが、系統が数本あって市内の各地を目指す分には困らないでしょう。
阪急宝塚本線は、大阪市内から宝塚市までを結んでいます。岡町駅から直行できる範囲はおのずと広いものになります。2~3区間離れたところに蛍池駅・石橋駅と乗り換え可能な駅が相次いで現れる点は大きな特典でしょう。前者は大阪モノレール線、後者は阪急蓑面線に接続しています。もちろんいちばん乗り換え先が豊富な駅となるのは発着駅である梅田駅ですが。しかしそれ以外にも十三駅(阪急神戸本線・京都本線に接続)や川西能勢口駅(能勢電鉄妙味線・JR福知山線に接続)と、乗り換え先はなかなか豪華なイメージです。
この駅の利用率は、過去20年を通して徐々に低下しています。1日あたりの乗降客数は、今世紀に入ってから20000人を下回ったままです。ただし20008年以後は小刻みに上下を繰り返しており、今後どうなるかは未知数です。
岡町駅の周囲は特に介護施設が多いというわけではありません。しかし有利な材料を見つけることは可能です。たとえば、グループホームをはじめ低価格でサービスを提供している施設は駅の四方に出現しています。介護付き有料老人ホームのような、高額なイメージがある施設の場合でも、格段に安い施設が少なからず集まっています。
また、駅から1~2キロ圏内という「遠すぎない範囲」で施設を探しやすいという特徴があり、これも好材料とみなすことができるでしょう。岡町駅の近隣は知る人ぞ知る、介護施設の宝庫になりつつあるのかもしれません。