老人ホームのバラエティは豊かで、選択肢も幅広く

落ち着いて散歩できる住吉公園や、日常的な買い物を済ませるにあたって頼りになる粉浜商店街が近くにある点は高く評価したいところです。公園の近所には、大阪市営バスが運行するバスが乗り入れる停留所があり、住民にとって親しまれる交通手段となっています。
この駅は南海本線の駅として主に知られています。発着駅という立場の難波駅にかなり近い点は便利ですが、その途中にも乗り換えやすい駅がけっこうあります。新今宮駅は、大阪環状線や大和路線、阪堺線や市営地下鉄の御堂筋線・堺筋線と何本もメジャーな路線が通っていて重宝します。その手前に位置する岸里玉出駅や天下茶屋駅も、それぞれ高野線・汐見橋線や堺筋線に接続しているため降車する機会はきっと多くなることでしょう。
逆の方向に向かう場合は、浜寺公園駅や羽衣駅がよく使う駅になりそうです。前者は阪堺線に、後者は高師浜線や阪和線に乗り移れるという利点があるため、よく記憶しておくに越したことはありません。
この南海本線側の利用率は減少する途上にあります。1日あたりの乗降客数は2003年に10000人を切りました。2009年以降は9000人を割っており、この減少傾向は止まらないだろうという意見が主流を占めています。
そして住吉大社駅は上町線の終着駅という役割を担っています。阿倍野区と住吉区を走る短い路線で、利用率が高いとはいえませんが、神ノ木停留場や住吉停留場のような他の路線に接続している停留場がすぐ隣に並んでいます。
住吉区といえば、大阪市内でも高齢化率の伸長著しい地域です。すでに区当局は、巨額の補助金を各方面で活躍する団体に支給するなど、長期的で枠にとらわれない取り組みをスタートしており、施設関係のサポートについても支援を惜しむ姿勢を崩しません。老人ホームや高齢者専用住宅の数はすでにかなりの量に達しています。
特別養護老人ホームのような公営で安く上がる施設に入れなくても、住民の選択肢はかなり多いといえます。住吉大社駅の周囲では、入居一時金が30万円以内、あるいは月額使用料が15万円以内で入居できる施設を探すことは決して困難ではありませんし、施設の種類に関しても選ぶ余裕をきっと持てるはずです。