住之江区は交通アクセス良好なエリア。区内の介護施設は種類も豊富

住之江区は大阪市にある24区の一つで、海に面した町。
海側エリアには埋立地が広がり、イベントが行われる大阪国際見本市会場「大阪インテックス」などの施設が顔を並べています。
有名な「大阪南港」もあり、「国際フェリーターミナル」、「コスモフェリーターミナル」など、4つのターミナルが運営中。
別府港や門司港(共に九州の港)などの国内の港だけでなく、上海や釜山といった海外の主要港にも船が出ている大きな港です。
バスは大阪市営バスや南海バスなど4社が運行中。
電車も大阪市営地下鉄の「四つ橋線」や「中央線」、「南港ポートタウン線」が区内に乗り入れており、「住之江公園駅」や「コスモスクエア駅」などに停車。
また、南海電鉄の「南海本線」と阪堺電気鉄道の「阪堺線」が区内を通っています。
道路も「住之江通」などの大阪市道幹線道路、「阪神高速道路」「国道26号線」などの一般国道、「大阪府道5号大阪港八尾線」といった主要地方道が整備されており、交通アクセスが発達した町です。
アクセスは良好ですが、高齢化率は高めの地区。
2023年には人口11万7,991人、高齢化率31.1%となっています。
4人に1人は高齢者という超高齢化社会ですから、住之江区は具体的な高齢化対策を推進していく必要がある町なのです。
ですから、住之江区は大阪市と共に高齢者のサポートのため、介護や福祉を司る「地域包括支援センター」や「社会福祉協議会」の活動内容を充実させています。
特に社会福祉協議会は区在宅サービスセンター「さざなみ」という愛称で親しまれ、細やかな高齢者福祉サービスを実現。
活動例を挙げますと、「地域生活支援事業」の一環である「あんしんさぽーと」では認知症の方や障がいのある方の為に、金銭の管理や実印などの貴重品預かりサービスを低料金で実施。
認知症などに悩む高齢者の権利や財産の保護に努めているのです。
また、高齢者の居住の場を守るためにも、介護施設を確保。
現在、サービス付き高齢者向け居宅や住宅型有料老人ホーム、ケアハウス、グループホームなど、さまざまな介護施設が住之江区にはあります。
それぞれ特色がありますので、いくつか見学に行き、介護形態などが自分に合った施設を選ぶと良いでしょう。
介護施設は基本的な月額利用料にオムツといった日用品代などが加算されるシステムですから、見学時に実際の総費用を計算してもらっておくと安心です。