自然豊かな堺市美原区はシニア世代にとって暮らしやすい環境

堺市美原区は堺市の7つの行政区の一つ。
堺市の東部にあり、自然豊かな場所。
2006年に、堺市が政令指定都市に移行した際、旧南河内郡美原町の区域が美原区となりました。
政令指定都市の区の中では、浜松市天竜区に次いで全国で2番目に人口が少ない町。
2023年の人口3万7,548人、高齢化率30.8%との調査結果が出ています。
交通アクセスとしては、町の中心を国道309号線が走っており、阪和自動車道が十字に交わっています。
阪和自動車道は美原北IC(インターチェンジ)や美原南ICから利用可能です。
しかし、美原区のアクセスにおいて一番のネックは鉄道がないことで、その代わりバス路線が豊富なのが特徴。
大阪市等へ行ける近鉄南大阪線・近鉄長野線・大阪市営地下鉄御堂筋線などの駅へと向かうバスが用意されていますので、大阪の中心部へも比較的行きやすいでしょう。
バスは南海バス・南海ウイングバス金岡・近鉄バスなどの一般バスに加え、堺市のコミュニティバスである「おでかけ応援バス」や「堺市乗合タクシー」などが区内を巡回。
特におでかけ応援バスは堺市民で満65歳以上の方専用のバスですので、堺市が発行している「おでかけ応援カード」があれば、低料金で乗車出来ます。
乗合タクシーも同様です。
これは市の高齢者福祉サービスの一環で、シニア世代のお出かけを推奨することで引きこもりを防止し、介護予防にも繋げていく事業です。
増え続ける高齢者に対しての配慮が伺えます。
さらには、介護関係の総括をしている地域包括支援センターの他にも高齢者相談などを行う「美原基幹型包括支援センター」を設置。
高齢者福祉に力を入れているのが好印象です。
また、区内には介護施設や老人ホームもあり、住宅型有料老人ホームでしたら入居時の費用や月額利用料が10万円前後という所も。
介護サービス代などが別料金ですので、実際の総費用はもっとかかると思いますが、医療連携もあり、人工透析などの高度な医療サポートにも対応。
さらには区内にはツツジの名所「法雲寺」などがありますので、お出かけイベントも楽しいでしょう。
美原区では毎年、みはら芸術展も行われており文化も感じさせる町。
さらには「新市建設計画」により、総合スポーツ施設などを次々と建設中で、益々便利になっており、シニア世代にとっても暮らしやすい環境が整ってきていますので、おすすめしたい町の一つです。
一度、美原区の介護施設に見学に来てはいかがでしょうか。