パノラマ
藤井寺球場があった場所は、総合的に住みやすいエリアでした
藤色と灰色のツートンカラーで塗装された屋根の一部が印象的な、藤井寺駅。今世紀の初めまでは、赤・白・青の3色で彩られていました。この3色は大阪近鉄バファローズのシンボルカラーであり、70年以上の長きにわたって同球団のフランチャイズ球場の最寄り駅であったことを象徴する修飾でした。現在は、旧近鉄藤井寺球場は完全に解体されていますが、まだ駅の近辺にはプロ野球の試合場であったことをうかがわせる証跡が散在しています。駅の周囲には、さまざまな光景が目撃されます。市役所のような公共の施設も目にとまりますし、歴史のある団地や住宅街も見受けられます。古墳や由緒正しい寺社仏閣もきちんと残されている点も、この地域の見逃せない特徴でしょう。商業店舗が立ち並ぶエリアもきちんと整備されています。バランスの良いライフスタイルを築けるエリアであることは間違いないでしょう。
藤井寺駅では、北口と南口にバスの乗り場が分けられています。一般の路線を運行しているのは近鉄バスです。市営のコミュニティバスも活動していますが、運営自体は近鉄バスに委託されています。夜間高速バスについては近鉄バスと東北急行バスが協力して運行しています。
藤井寺駅は、近鉄南大阪線に所属する駅です。この路線内ではちょうど中間地点に所在していますが、乗り換え場所に行くまであまり時間はかかりません。2区間先の道明寺駅、3区間先の古市駅ではそれぞれ道明寺線と長野線に乗り換えできます。古市駅では、藤井寺駅には停車しない急行・区間急行をつかまえるチャンスも舞い込んできます。
藤井寺駅の利用率は下降傾向がはじまって久しいです。1990年代半ばまでは、1日平均の乗降客数が50000人を超えていました。その後急に減少がはじまり、2000年代初頭には40000人を割りました。一時的に微増することもたまにあるのですが、今に至るまで一貫して微減が続いています。
藤井寺駅の周辺で介護施設を探す場合、軒数自体は多いとはいえないものの、駅からそれほど離れなくてもよいという点がメリットになるでしょう。極端に駅に近い場所で探すのは困難ですが、2～3キロ圏内で探すなら選択肢はわりと豊富になりそうです。
いちばん見つかりやすいのはおそらく住宅型有料老人ホームでしょう。介護付き有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・グループホームなどは少しであれば見つかる可能性は高いはず。料金体系は、平均すると高いというほどではありません。
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