郊外型のショップやストアが立ち並ぶようになりました
燕三条駅が設立されたのは、1980年代の前半のことでした。駅の名前をめぐっては、さまざまなアイデアが提示されたようですが、燕市と三条市両方にまたがる位置にあることから現在の駅名が採用されました(当初は、「三条燕」という名前が有力視された時期もあったとのことです)。鉄道駅、とりわけ旅客駅が新設されたことがきっかけとなって、市街地の発展につながるというパターンは全国各地に見られますが、燕三条駅はその典型と呼ばれています。実際に、かつては平凡な田園地帯の一角だったこのエリアは、この30数年の間に急激に都市化が進んでいます。現在では駅を起点として、たくさんの大型の商業施設が集まっています。燕三条駅がある場所は、北陸自動車道に囲まれています。それ以外に幹線道路を探すなら、国道8号線や289号線と近接しています。一般の路線バスについては、新潟交通グループや越後交通の路線が駅前に乗り入れているほか、燕市・三条市双方のコミュニティバスも発着しています。燕三条駅は、JRの在来線(弥彦線)と新幹線(上越新幹線)が接続する駅です。弥彦線に関しては、終着駅である東三条駅と2区間しか離れていません。この終着駅では信越本線への乗り継ぎが実現します。反対方面に進んだときは、3区間先に吉田駅が登場します。吉田駅は、越後線への乗り換えが可能ですが一部で直通運転が実施されているため、一時下車をしなくて済むチャンスがときおり発生します。燕三条駅の利用率は、今世紀に入ってから不規則な推移を繰り返してきました。2000年代前半は、2004年を除いてずっと1日平均の乗客数が2000人台を維持してきました。しかし2009年から3年連続で2000人未満を記録しています(その後はまた盛り返しており、2014年は一気に2500人近くまで伸びているのですが)。燕三条駅を起点として介護施設を探すときは駅から1~3キロくらいの範囲を、中心的にチェックするとよいでしょう。入居料金はおしなべて安く、月額使用料の相場は10~15万円くらいとなっています。入居一時金は徴収されないことが多いです。燕三条駅の近辺は基本的に、開発が早くから進んでいた地区ではありません。このような条件がある土地は、介護施設があまり多くないという性質を持っているものですが燕三条駅の界隈もその例外ではありません。それでもグループホームであればとても探しやすくなりましたし、介護付き有料老人ホームなどの種類も建てられるようになってきました。





