二上山や當麻寺、二塚古墳のような観光名所がある都市

奈良県の西端に位置する、葛城市。
2004年に北葛城郡の旧新庄町・旧當麻町が合併し手発足した、まだ新しい都市です。
大和高田市・御所市・香芝市に囲まれているほか、県境を挟んで大阪府南河内郡の太子町・河南町と隣接しています。
大阪との境界線に近い地域はほぼ全域が山間部です。
この中には、二上山のような観光名所になっている場所も含まれています。
二上山はハイキングコースとなっており、大阪みどりの百選に選出されたほど美しい景色が見ものです。
また、この山はかつて城が建てられていたため城跡が残っています。
市内の中央から東部にかけての地域は平地が中心的で、農地や市街地が目立ちます。
二輪菊の産地として昔から有名です。
葛城市内の著名な史跡に、屋敷山古墳や二塚古墳があります。
屋敷山古墳は現在、公園となっています。
二塚古墳から発見されたさまざまな出土品は、現在市営の歴史博物館にてご見学可能です。
新西国三十三箇所観音霊場の第11番に数えられる當麻寺は、1200年もの長い歴史を誇る市内有数の仏教寺院。
国宝や重要文化財の宝庫です。
毎年5月中旬になると、お練供養が開催されています。
このほかにも、長尾神社や石光寺、葛木御県神社や葛木坐火雷神社と由緒正しい寺社仏閣が市内に何ヶ所も存在します。
葛城市では毎年7月半ばに、納涼花火大会が開催されています。
数千発の花火が例年打ち上げられており、老若男女を問わずおおぜいの見物客が集まる大人気のイベントになりました。
葛城市で、列車にお乗りになりたいときはJRの和歌山線や近鉄の南大阪線・御所線をご利用可能です。
路線バスについては、奈良交通や市営のコミュニティバスをお選びいただけます。
幹線道路については、南阪奈道路のインターチェンジや国道24号線・165号線のバイパスが近い範囲にあるため、楽々とお乗り入れできます。
このように交通システムが便利になったことから、昨今は大阪府内や大和高田市のベッドタウンという役目が強まりました。
市内の人口は、成長速度が約四半世紀前からゆるやかになりましたが依然として増加中。
2015年に3万6,635人、2023年には3万7,805人と増加していることが分かります。
同年の高齢化率は27.8%と、全国平均値とほぼ変わりませんでした。
今から葛城市内で介護施設へのご入居をお考えになる場合は、民営の施設なら住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームへのご入居が可能でしょう。
公営の施設なら特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなどがあります。