バリアフリー化工事が行われた伏見駅。周辺には商業施設も多く生活しやすい

伏見駅がある京都市伏見区は、1931年に9市町村と京都市が合併した際に誕生しました。
戦後、羽束師村(はずかしむら)や久我村、淀町などが新たに編入されて現在に至っています。
区内には桂川や宇治川などの河川が流れ、古くから水運の拠点として栄えてきました。
また、質の高い地下水が豊富であることから酒造業も発展。
全国有数の「酒どころ」として知られています。
さらに区内には、神社仏閣や名所史跡など文化的資源も豊富です。
例えば世界文化遺産に登録されている「醍醐寺(だいごじ)」をはじめ、国宝の「阿弥陀堂」と「阿弥陀如来坐像」を有する「法界寺」、水がきれいなことで有名な「御香宮(ごこうのみや)」など、数え始めると五指に足りません。
観光客も多く訪れ、年中賑わいを見せています。
一方で近年では、油小路通り沿道地域にて高度集積地区である「らくなん進都」において、都市づくりも進行中です。
歴史的な街並みと現代的な都市づくりが融合した新たな伏見区が、まさに生まれつつあります。
伏見駅は近鉄京都線の駅であり、京都駅から約15分で到着する距離に立地しています。
駅周辺は伏見区の市街地が広がっていて、「デイリーカナートイズミヤ伏見店」をはじめ、スーパーや各種飲食店、コンビニが多数立ち並んでいるので買い物に便利です。
なお、伏見駅は2010年にバリアフリー化工事が行われ、エレベーターも新たに新設されました。
高齢者の方も安心して駅の利用ができるでしょう。
駅から少し歩くと、市街地の各所にある小さな公園を目にすることができます。
例えば線路沿いに西に進んだ場所にある「中央緑地」、水辺を歩ける「七瀬川遊歩道」などは、散歩の場所として最適です。
近くには小学校、寺社仏閣なども立地し、駅前を通る幹線道路から少し離れると落ち着いた雰囲気が感じられます。