駅前からただちに、活気のある商店街に突入します
京急久里浜線は、横須賀市内の一部で国道134号線と並行するよう走っています。北久里浜駅がある場所は、ちょうどその一角です。この駅と車道をつなぐような形で、「北久里浜商店街」が広がっています。この商店街では近年、新しい飲食店がずいぶんと増えてきました。しかし昔から営業を続けている商店もまだ各種残っており、高齢者が親しみやすい買い物場所として機能を続けています。この商店街では季節ごとのイベントの開催もさかんです。北久里浜駅の周囲は、昭和の中ごろから人の流入が相次いだ場所で、戸建て住宅や集合住宅がかなり密集しています。その一方で憩いの場所もあちこちにつくられています。その中で最大の施設となっているのは、駅から見て北西の方角に位置する根岸公園でしょう。北久里浜駅の前からバスに乗り降りしたいときは、京急バスグループの路線の中から目的地を選ぶことになります。北久里浜駅は、京急久里浜線の館内では発着駅である堀ノ内駅に近い位置にある駅。わずか2区間先に出てくる駅を経由して、京急本線に乗り継ぎできることになります。もっとも、直通運転が部分的に行われています。とくに品川方面を目指すときは、一時下車する手間が省けて楽でしょう。隣駅である京急久里浜駅では、JRの横須賀線に乗り換えできるチャンスが発生します。北久里浜駅の利用率は、緩やかな下降線を一貫してたどってきました。1日平均の乗客数を計算すると、約20年前までは14000人を上回っていたことがやがて判明します。その後はしばらくの期間、13000人を超える年ばかりが続きました。2000年代末期になると13000人を割り込むようになりますが、2013年からは突然回復がはじまりました。北久里浜駅の周囲には、数十年前に移り住んできた住民層の高齢化が年々、顕著になっています。このような情勢に対応するため、官民が協力して介護サービスの充実化に取り組んできました。入居型の介護施設については、駅から3キロくらいの範囲に絞って探すだけでも、たくさんの施設が入居者を求めている様子を確認できます。ただし、駅から1キロ以内といった近場に固執すると、ヒットする軒数はめっきりと減ってしまいますから、その点には注意が必要でしょう。施設の区分に関しては、グループホームの多さがひたすら印象的です。そしてもう1種類、介護付き有料老人ホームの増加も最近は顕著で、それぞれの質の高さには目を奪われてしまうほどです。








