河口と海に近い点を活かしたメリットが多いエリア

このほかにも工場がかなり多いですが、自然の保護も行われており、市内北東部に唯一残された「貝殻浜」と呼ばれる干潟があります。自然公園として管理されており、リラックスしたいときは申し分のない環境です。
海に近いというロケーションを活用して「生麦魚河岸通り」が残されています。サービス精神が旺盛な鮮魚店がたくさん並んでおり、一般の市民が立ち入りできる朝市が人気を集めています。生麦駅は、首都高速神奈川1号線および国道15号線に近い駅です。路線バスは市営のコミュニティバスだけですが、系統が多いため不便ではありません。
生麦駅は、京急本線に所属する駅です。すぐ隣に京急新子安駅がありますが、この駅はJRの京浜東北線への乗り換えが可能な駅です。この駅のほかにも、横浜駅や仲木戸駅、京急鶴見駅や京急川崎駅といった具合に、京浜東北線と接続している駅が近くに集まっています。
それ以外の路線への乗り換えができる駅を近くで探すなら、やはり横浜駅と京急川崎駅は抜きにして語れません。どちらの駅でもJRの東海道線に接続しています。特に横浜駅は、JRの各線(根岸線・横浜線・横須賀線など)・市営地下鉄のブルーライン・東急東横線・相鉄本線・横浜高速鉄道のみなとみらい線などを一度に使えます。
生麦駅の利用率の絶頂期は平成初期で、その後は低下が約10年続きました。今世紀の初めから横ばい気味に変わっており、1日ごとの乗降客数で見ると過去10数年はずっと27000~29000人の間で推移しています。
生麦駅の近隣は建物がかなり密集しており、新しい介護施設などの建設に使える土地はあまり多くない模様です。施設の数が豊富だと書いてしまうと嘘になることは認めざるを得ません。最初のうちは駅から2キロ程度の範囲で探してみるだけでもかまいません(それだけでも、定員に空きがある施設が出てくることはありますから)が、うまくいかないなら思い切って範囲を拡大することが大事でしょう。いちばん見つかりやすいのはおそらくサービス付き高齢者向け住宅だと思われます。