豊かな自然が特徴で、介護施設の周辺でものんびり過ごせることうけあい

栄区は横浜行政区の一つで、東西に長い立地が特徴。
2023年の調査では人口12万1,318人と面積に比べ人口が比較的少なく、横浜18区の中でも人口密度が低い地域でもあります。
それは市域全体の約17.5%が山林であることから。
住宅地の割合が少なく、緑が豊かな静かな土地柄です。
とは言うものの、本郷台駅周辺と大船駅周辺は大きな商業地域に。
特に神奈川の名観光所である鎌倉に隣接している大船の繁華街は遠くから訪れる人もいるほど。
鎌倉とは歴史的にも密接な関係にあり、街のいたるところに旧跡が残っている文化の香る街並みが魅力的。
静かで緑豊かな住環境を求めているのだけれども、極端に不便すぎるのも嫌だ……といった層に人気です。
歴史のある土地柄であるが故、高齢化が著しい地域でもあります。
65歳以上の高齢化比を見てみると、2023年には30.8%と横浜市の平均24.9%と比較しても高い数値です。
そのため、高齢者向けサービスも充実傾向が。
たとえば在宅サービスや施設を利用した際、一か月の利用額が一定額を越えた場合は「高額介護サービス費」として支払われます(一部サービス除く)。
ほかにも在宅サービス利用者の負担を軽減するサービスなどを展開。
また、地域の高齢化によって高齢夫婦だけで暮らす世帯も増加。
それに伴いご夫婦のいずれかが施設に入所し、生活が困難になった場合の特例減額措置も行っています。
単純にサービスや助成金を出すだけでなく、きちんと周知しているのも旭区の特徴。
「申請すれば返ってきたのに知らなかった……」といったことのないように、広報などを使い定期的にお知らせをしているのも特長のひとつ。
区役所では随時担当職員に相談できる仕組みも整っています。
そんな旭区の有料老人ホームは初期入居費用が高額なものから0円までさまざま。
高額といっても都心や横浜中心地とは異なり1000万円程度になっています。
グループホームも充実しており、ご入居者さまの希望にあったホームを選ぶことができるでしょう。
また、小規模~中規模の施設が多いため、アットホームな雰囲気が魅力。
都心のホームよりもスタッフとの距離を近く感じられるでしょう。
ただし、自然が豊かな地域だからこそ周辺施設のチェックは事前にしっかりしておくべき。
主要施設のある場所から離れている場合は、通院や日常生活の同行支援サービスが整っているホームを選ぶと安心かもしれませんね。