神奈川県内としては比較的低額に利用可能な介護施設が多数

南足柄市は、神奈川県の西部に位置する都市。
箱根山の外輪山北東部にあり、狩川が市街地の中心に流れています。
地形的に水が豊富で「水の郷百選」にも選ばれる程。
美しい水を活用するため、アサヒビールや富士フイルムなどが工場をおいていますが、市の大部分が山間部であるため、市の総人口は神奈川県内では最も少ないのが特徴。
また、南から相模湾の暖かい海風が吹き、一年を通して比較的温暖な地域です。
農業も「北条シソ」や「片浦イエロー」という名前のキウイなどが栽培されています。
南足柄市にはさまざまな長所がありますが、何と言っても昔話の金太郎で知られる金時山(足柄山)を代表とした雄大な山々が有名でしょう。
山の初心者から上級者まで楽しめるさまざまなコースがあり、登山客やハイキング客が多く訪れる場所です。
南足柄市までの交通アクセスは、伊豆箱根鉄道の「大雄山線」に乗って終点の「大雄山駅」で下車するか、小田急線「新松田駅」から「箱根登山バス」に乗車し、バス停「関本(大雄山駅)」で下車するのが早く、どちらも所要時間が25分程です。
他にも「豆箱根バス」や「富士急湘南バス」が市内を走り、他のエリアと南足柄市を結ぶ、重要な交通手段となっています。
また、市内は道路も整備されており、主要幹線は神奈川県道74号「小田原山北線」で、南は小田原市、北は山北町へと繋がっています。
自然に囲まれた素晴らしい都市ですが、2023年には人口4万1,057人、高齢化率33.3%と全国平均と比較するとやや高い数値となっています。
「3人に1人は高齢者」なの状況に対し、市は「一人暮らしの高齢者の守り方」や「高齢者の住まいの確保」などさまざまな角度から高齢者福祉サービスを理解、分析し実際に為になるサービスを追求しています。
サービスの一つとして、高齢者や障害者の安全・安心を守るための「あしがら安心キット」を無料配布。
「キットに高齢者の持病や病院、服薬情報などを入れ冷蔵庫に入れておく」という物で、迅速な救助に一役買っています。
その他にも南足柄市には「介護相談」など、積極的に活用したいサービスがありますので、高齢介護課「地域包括支援班」に詳細を聞いてみると良いでしょう。
市内には介護付き有料老人ホームやグループホームもあります。
介護付き有料老人ホームでも入居時の費用が0~55万円、月額利用料が15~27万円程度です。
料金が高めの施設はその分居室広く、設備が充実しています。
どの施設も気軽に見学者が内覧に来られるようにしていますので、一度ゆっくり設備などを見せてもらうのも良いと思います。