パノラマ
横浜国立大学の近所は高齢者にも住みやすい土地です
横浜国立大学の、常盤台キャンパスの最寄り駅として有名な和田町駅。駅の周辺は、商店街と学生街が重複するような街並みが形づくられており、ユニークな風景が持ち味です。学生が常に行き交う場所となっているため安く買い物できる場所はかなり増えています（高齢者であっても利用しやすいところも、その中に含まれています）。最近は新しい大型マンションの建設地に選ばれるなど、新たな息吹も感じられるようになっていますが、あくまでも緑の豊かさや眺望の美しさなどを損なわない方向ですべてが計画されている点は高く評価できます。
和田町駅の数少ない弱点は、駅前のスペースの都合からバスの乗り入れがスムーズにいっていない点でしょうか。ただし、乗り場を分散するなどしてこれらの事態に対処しているため、昔と比べるとだいぶ事態は改善されています。相鉄バスと神奈川中央交通が路線のシェアを獲得していますが、横浜市営バスの路線を使うことも不可能ではありません。
和田町駅は横浜市保土ヶ谷区に位置しています。そのため、相鉄本線の中では発着駅である横浜駅からあまり離れていません。このため最大の乗り換え場所は横浜駅となります。JRの各線のほか東急東横線・京浜急行本線・市営地下鉄ブルーライン・横浜高速鉄道みなとみらい線などをまとめて利用できることになります。そして、横浜駅ほど目立ちませんが、二俣川駅も4区間しか離れていない上にいずみ野線に乗り換えができるため、使い道の多い駅となっています。
和田町駅の利用率は、10年以上の長期にわたって安定志向にあるといえそうです。1日あたりの乗降客数をチェックすると、今世紀に突入してからずっと15000～17000人の間で細かく上下していることがわかります。しばらくの間この状況が繰り返されるだろうという見方が現時点では有力です。
和田町駅の近くは、介護施設などがまだ豊かなエリアではありません。しかし今これからが、施設数の増加に向けて官・民が一丸となって突き進んでいく段階にあるという考えが広く共有されています。
最近はその流れに乗るように、質の高い介護付き有料老人ホームが熱心に入居希望者を受け入れており、すでに高い評価を集めています。住宅型有料老人ホームやグループホームなども、その流れを追うように地道に活動しているところです。よく探せば、駅から近くてアクセスしやすい施設や、入居コストが安く上がる施設などに出会えるはずです。
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