観光名所・江の島から近い藤沢駅。商業施設も立ち並び、買いものスポットも豊富

藤沢駅の歴史は古く、1887年(明治20年)にJR東海道線が開通した際、それにあわせて設置されたのが始まりです。
駅の場所は江戸時代にあった藤沢宿から少し離れた位置となったので、町の繁栄場所は旧東海道沿いから駅のある海沿いの地域へと変わることになりました。
駅が海に近いということもあり、明治の鉄道開通以降、藤沢は別荘地や保養地として知られるようになり、閑静な住宅地として開発が進められていきます。
同時に、現在の市域には醸造業などの工業も発達し、戦後の時期になっても工場の建設が進められました。
1970年代に入ると藤沢駅周辺には大型商業施設が立ち並ぶようになり、湘南地域における商業の中心地として発展が続きます。
高度成長期以降は工業地域としての顔は次第に薄らいでいき、工場跡地の再開発により新たな大型商業施設も建設されて、駅周辺はさらなる賑わいを見せていきました。
また、駅からアクセスできる「江の島」は信仰の対象として長い歴史があり、かつては参拝者、現在は観光客が多く訪れる場所となっています。
藤沢駅から主要駅までのアクセス時間は、横浜駅まで20分、川崎駅まで25分程度。
1日の乗降客数は約39万人に上り、湘南地域では最多です。
藤沢駅は、駅の北側と南側のどちらにも商業施設が立ち並んでいます。
「ルミネ」や百貨店の「さいか屋」、家電量販店の「ビッグカメラ」など、買い物スポットが豊富です。
商店街も多く、駅の北側だけで8ヵ所。
商業地域を抜けるとすぐに閑静な住宅地が広がっていて、駅周辺は朝夕の時間帯だと通勤・通学者が多いです。
また、夏の行楽シーズンになると江の島などを目当てに全国から観光客が集まるため、駅周辺の商業施設も混雑します。
藤沢市役所は駅から5分ほど歩いた場所にあるので、市役所に用事がある場合も駅を始点として利用しやすいです。