大規模な都市ならではの、老人ホームの数・種類の豊富さが魅力

2005年に多数の自治体を集めて発足した、霧島市。
鹿児島で2番目の人口を抱える都市として華々しいスタートを切ったことはまだ記憶に新しいところです。
霧島市は県内では古来より開けていた土地で、あらゆるものが集中しています。
歴史をしのぶ絶好の手掛かりとなる貴重な史跡もあれば、霧島山や犬飼滝のような雄大かつ美麗な自然もたくさん残されています。
特に、霧島温泉郷や新川渓谷温泉郷をはじめ温泉地の多さと利用のしやすさは格別です。
京セラやソニーセミコンダクタのようにこの地に拠点を置く企業も各界に見受けられます。
人が集まっていることから自然と商業施設やレジャー施設が進出していることはいうまでもありません。
市内の交通事情についてです。
JRの日豊本線・肥薩線が合わせて10を超える駅を管理しています。
九州自動車道・東九州自動車道をはじめ、市内には高速道路のインターチェンジやパーキングエリアが多く、車両を用いた移動には困りません。
バスは市内外への移動を担う重要な役目を負っていますが、南国交通・三州自動車といったバス会社が市内の路線を管轄しています(コミュニティバスも現在は人気を獲得していますが)。
高速バスの種類はかなり多く、九州各地に向かえるようになっています。
そして空路があることを忘れてはいけません。
鹿児島空港があるため遠方へ用事がある際の選択肢はかなり広がることになります。
市内の人口は1980~90年代に飛躍的に伸びました。
21世紀に入ると人口はほとんど変わらなくなり、現在はじりじりと少なくなっているとみなすことが可能な状態です。
市内の高齢化率をみると、2023年に42.5%と県全体の結果と比べるとだいぶ余裕がありますし、それは少子化率についても同様です。
霧島市は人口のわりには要介護認定者数が少ないという現実があり、高齢者介護に関しては比較的余裕があるということも可能です。
介護施設の実態を確認すると、規模の大きな都市のため施設の数・種類ともになかなか豊富といってよいでしょう。
ただし特別養護老人ホームなどは、現在希望者が殺到しやすい状況にあるため簡単に入居できるかどうかは定かではありません。
民間の施設に目を向けざるを得ないケースにはまることは少なくないでしょう。
ポイントは、市内で有料老人ホームを探すと安いところから高額なところまで格差がつくこと。
あわてて探すのではなく、落ち着いて探せるときに検索作業をしたほうがおそらく失敗しません。